【ヤクルト】2022年開幕投手は小川泰弘!ローテ予想と開幕オーダー|オープン戦の全成績

つば九郎
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いよいよ2022年ペナントリーグ開幕まで秒読み!ヤクルト高津監督は開幕投手に2年連続6度目の小川泰弘を指名。オープン戦の内容や実戦での登板間隔を踏まえながら開幕ローテを予想します。

2022年ヤクルト開幕ローテ予想

小川泰弘
開幕投手が発表された小川泰弘

3/21(月)にオープン戦全日程が終了。現在の開幕ローテ予想は以下の通りです。

3/25~ 阪神戦(京セラ):小川泰弘(確定)、高橋奎二高梨裕稔
3/29~ 巨人戦(神宮):奥川恭伸(確定)、石川雅規原樹理

表ローテ(vs阪神):小川が2年連続6度目の開幕投手

開幕ローテ入りが濃厚な石川雅規投手

表ローテはビジターで阪神との3連戦からスタート。開幕投手は既に小川泰弘が公表されています。

小川泰弘(確定)、高橋奎二、高梨裕稔

小川はオープン戦最後のDeNA戦(16日、神宮)で5回7失点と大乱調。不安を残す調整となりましたが、エースへの信頼感は揺るぎません。

2戦目には6年目左腕の高橋奎二が濃厚。オープン戦では3試合に登板して防御率5.40と、若干の不安が残るものの、若きエースに期待がかかります。高橋にとって京セラドームは日本シリーズで初完封をマークした地でもあり、日本シリーズでの快投再現が期待されます。

3戦目はベテランの高梨裕稔と予想。20日の西武戦では6回1失点と好投を見せ、順調な調整ぶりを見せています。

裏ローテ(vs巨人):若きエース奥川が神宮の初陣

開幕2カードから本拠地・神宮球場での試合が続きます。

奥川恭伸(確定)、石川雅規、原樹理

本拠地開幕となる神宮の初戦は奥川恭伸。こちらも高津監督が公言済みです。

飛躍の3年目が期待される奥川ですが、春先での実戦ではいまひとつ波に乗り切れず。それでも19日の西武戦では3度の寒空の中、5回無失点という好投を見せて高津監督も一安心といったところでしょう。

5戦目には石川雅規と予想。21年目を迎える大ベテランはオープン戦3試合で防御率2.61と上出来な調整具合。ベテランということもあり、登板間隔や投球回数に考慮される登板になりますが、しっかりとローテーションを回ってくれそうです。

最後の6枚目は原樹理が食い込むか。19日のイースタンリーグの試合(巨人戦)では5回4失点と不安の残す内容でしたが、実績では頭ひとつ抜けており、ローテーション入りが濃厚です。

その他:中10日登板がカギ?

その他のローテーション候補投手は以下の通り。

梅野雄吾金久保優斗、サイスニード

注目は5年目を迎えた金久保優斗投手。オープン戦では2試合を防御率3.38という内容。起用法はロングリリーフが中心ですが、ローテの谷間で先発としての役割も期待されます。

他にも今季から先発に転向する梅野雄吾、2年目を迎えるサイスニードらが控えていますが、オープン戦の調整具合から開幕ローテからは外れそう。

ローテーションのカギは「中10日登板」。

奥川や高橋ら若手はオープン戦の登板間隔や調整具合を見ると、開幕から中6日で回ることはなさそう。そうなると、ローテーションの谷間として先発する投手の存在がカギになるでしょう。

なお、キャンプで先発調整していた田口麗斗はリリーフで調整。

新外国人のAJコール、スアレスは来日済みですが、実戦デビュー時期は不明。おそらく4月中旬以降の合流になるでしょう。

予想スタメン

開幕予想オーダーは以下の通り。

塩見泰隆が濃厚接触者で離脱、サンタナが死球で負傷退場するなど不安視されましたが、オープン戦最後の試合で2人とも元気な姿を見せてくれました。

1 中 塩見泰隆
2 左 青木宣親
3 二 山田哲人
4 三 村上宗隆
5 右 サンタナ
6 遊 長岡秀樹
7 一 オスナ
8 捕 古賀優大
9 投 小川泰弘

注目は6番ショートでスタメンが濃厚の長岡秀樹。

オープン戦では12日のソフトバンク戦(神宮)で4打数4安打という離れ業を一気にやってのける活躍。

しばらくは西浦直亨とショートのレギュラーを争うことが予想されますが、開幕戦は右の藤浪が相手ということもあり、左打の長岡が抜擢されるでしょう。

開幕戦に関わるデータ

2010年以降の開幕戦の成績は以下の通り。

5勝7敗と、若干の負け越しをマーク。特に阪神戦では3連敗と分が悪い様相。

試合日対戦相手球場開幕投手勝敗スコア相手投手
2010年巨人東京ドーム石川雅規1-4内海哲也
2011年巨人UPR (宇部)石川雅規2-9東野峻
2012年巨人東京ドーム石川雅規4-0内海哲也
2013年阪神神宮館山昌平3-9メッセンジャー
2014年横浜DeNA神宮小川泰弘9-1三嶋一輝
2015年広島マツダ小川泰弘4-2前田健太
2016年巨人東京ドーム小川泰弘1-3菅野智之
2017年横浜DeNA神宮石川雅規9-2石田健大
2018年横浜DeNA横浜ブキャナン7-3石田健大
2019年阪神京セラドーム小川泰弘1-2メッセンジャー
2020年中日神宮石川雅規7-9大野雄大
2021年阪神神宮小川泰弘3-4藤浪晋太郎

参考:開幕投手|東京ヤクルトスワローズ

おまけ:オープン戦全成績

神宮のバックスクリーンを彩る日本一のチャンピオンフラッグ

以下は、オープン戦の全成績です。

ヤクルトは残念ながら2年連続のオープン戦最下位となってしまいましたが、昨年もオープン戦最下位からの日本一へ「下剋上」を果たしました。

今年もツバメの「熱燕」に期待しましょう!

野手

選手名打率打数安打打点本塁打盗塁
長岡秀樹0.2394611500
村上宗隆0.2444511611
青木宣親0.150406200
丸山和郁0.105384000
オスナ0.200357300
サンタナ0.242338300
内山壮真0.273339510
塩見泰隆0.4063213415
西浦直亨0.133304201
山田哲人0.172295201
濱田太貴0.3792911200
赤羽由紘0.182224200
荒木貴裕0.167183100
古賀優大0.250164000
吉田大成0.077131000
山崎晃大朗0.308134102
中村悠平0.000120000
並木秀尊0.14371001
奥村展征0.16761000
宮本丈0.50063000
岩田幸宏0.20051000
松本直樹0.00050000
武岡龍世0.50042101
松本友0.33331100
川端慎吾0.00030000
奥川恭伸0.00020000
高橋奎二0.50021000
松井聖0.50021000
小川泰弘0.00010000
石川雅規0.00010000
嶋基宏0.00010000

投手

選手名試合数S防御率投球回投球数奪三振自責点
高梨裕稔324.3812.1207116
奥川恭伸311.501216092
小川泰弘316.001220258
高橋奎二315.4011.2217167
石川雅規312.6110.116383
梅野雄吾3111.8010179112
金久保優斗213.38811023
原樹理22.5779112
石山泰稚713.8678343
清水昇70.006.210570
今野龍太71.426.18341
木澤尚文713.005.39922
大西広樹50.005.28440
サイスニード217.2058124
マクガフ410.0045060
星知弥4113.5046656
坂本光士郎50.003.45710
小澤怜史39.823.27354
田口麗斗412.453.26911
大下佑馬30.0033920
丸山翔大1113.5023033
杉山晃基10.0011500
鈴木裕太110.000.11310

オープン戦順位

順位チーム名試合勝利敗戦引分
1楽天161123
2阪神15843
3DeNA16952
4ソフトバンク16853
5日本ハム16862
6オリックス15870
7西武15771
8中日17782
9ロッテ16592
9広島16592
11巨人174112
11ヤクルト174112

脚注

2022/03/21