【選手名鑑】山田哲人-球界を代表する5ツールプレイヤー。『ミスタートリプルスリー』。愛用グラブは「ドナイヤ」

山田哲人
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ツバメinfoの選手名鑑。山田哲人は東京ヤクルトスワローズの内野手。主に二塁手を務めている。

ヤクルトのみならず、球界を代表する5ツールプレイヤー。1度でも達成困難とされるトリプルスリーを3度達成した。神宮球場での登場曲はGReeeeNが山田哲人のために書き下ろした『遠くの空 指さすんだ』。2020シーズン年俸は球団史上最多額となる5億円にまで到達。愛用グローブ「ドナイヤ」で未経験のゴールデングラブ賞を狙う。右投右打。

基本情報

選手名:山田 哲人(やまだ てつと)

利き手:右投右打

ポジション:内野手(二塁手、一塁手)

生年月日:1992年7月16日

年数:10年目

出身地:兵庫県豊岡市

来歴:履正社高-ヤクルト(10年1位)

身長体重(公称):180cm76kg

推定年俸

5億円(2020年、単年契約)

背番号

23(2001~2015)
1(2016~)

登場曲

「遠くの空 指さすんだ」GReeeeN(2016年~)

「ALIVE」SOUL’d OUT

「THE RED MAGIC」AK-69

ほか

獲得タイトル

最優秀選手(2015年)
最多安打(2014年)
最多本塁打(2015年)
最高出塁率(2015年)
最多盗塁(2015、2016、2018年)

ひとこと

2019年5月8日、神宮球場での山田哲人(公式フォトギャラリーより引用)
2019年5月8日、神宮球場での山田哲人(公式フォトギャラリーより引用)

日本球界を代表する5ツールプレイヤーで「ミスタートリプルスリー」。

トリプルスリー(3割30本30盗塁)を史上唯一複数回(3度)達成し、2019年シーズンも3割こそ逃したが、30本30盗塁は当然のようにクリア。今季は4度目のトリプルスリーに加え、前人未到の40本40盗塁に期待がかかる。

今季は国内FA権を取得し、ポスティングシステムを行使しての海外移籍か、オフの動向に全世界から注目が集まる。

愛用グラブは新興のグラブメーカー「ドナイヤ」。最高品質のクオリティで、市販定番品を使用している。同メーカーのアドバイザリー契約選手は山田哲人ただひとり。


球歴

アマチュア時代

履正社高校時代は、身体能力の高い遊撃手として活躍。

高校2年時まではスカウトからの評価はそれほど高くなかったが、2年秋から急成長を見せ、3年時の夏は強豪ひしめく大阪府で甲子園大会までチームを導き、チーム初勝利をあげる。2010年ドラフトでは、ハズレハズレ1位ながら強豪でヤクルトとオリックスに指名を受け、抽選の結果ヤクルトが交渉権を獲得した。

プロ入り後

2011年の中日ドラゴンズとのクライマックスシリーズで1番・遊撃手として先発出場し、一軍デビューを飾る。2013年には送球難から二塁手に転向し、翌2014年には日本人右打者として最多となる193安打を放つなど、一気に大ブレイク。

2015年には最多本塁打と最多盗塁を史上はじめて同時に獲得し、リーグ優勝に大きく貢献。最優秀選手にも選ばれた。この時達成した「トリプルスリー」は柳田悠岐(ソフトバンク)とともに流行語大賞に選出される。

翌2016年には前人未踏の2度目のトリプルスリーを達成したが、夏場以降は死球攻めに合い、大きく状態を落とした。

2017年にはフルイニング出場を果たしたものの、打率.247、24本、14盗塁と本来の姿からは遠い成績に終わり、チームも96敗を喫するなど低迷。

しかし、翌2018年には再び状態を取り戻し、サイクルヒットも達成。チームも2位に躍進し、本来の輝きを取り戻した。

2019年オフのプレミア12では慣れない一塁守備をこなしながら主砲として日本の初優勝に貢献。

応援歌♪

歌詞

(前奏)(演奏)山田哲人!山田哲人!夢へと続く道

スタンド超えて打球は 遥かな夢へと続く 行け山田 新たな時代を

メロディ

前奏付きVer.
前奏なしVer.

コメント

プロ2年目の2012年から使用。当時は公式戦出場なしの選手だったが、1年目のクライマックスシリーズファイナルステージの中日戦(ナゴヤドーム)で抜擢するなど、トッププロスペクトの選手で、シーズンオフの新曲発表で公開された。新曲発表の段階では、現在のように前奏はついていなかった。

「行け山田」というフレーズはスワローズの大先輩・池山隆寛(現2軍監督)とかけているのではないかと囁かれていて、後に池山の背番号1を継承するほどのスター選手に駆け上ることになる。

前奏付きの応援歌はプロ4年目の2014年交流戦明けに発表された。遊撃手から二塁手へのコンバートが本格的に定着したこのシーズンでは、初めてフル出場試合に出場し、日本人右打者の安打記録(1950年・藤村富美男)を64年ぶりに塗り替え、初のタイトルとなる最多安打を獲得するなど飛躍のシーズンになった。

翌2015年は最優秀選手、そして3度のトリプルスリーなど数々の金字塔を成し遂げる山田哲人だが、シンプルなメロディと相まって、プロ野球界でも屈指の知名度をほこる名応援歌になった。

ちなみに前奏は通常1度のみの演奏だが、チャンス時などは前奏が2度3度繰り返し演奏されることもあり、場の雰囲気が盛り上がる。ビジターの甲子園球場では前奏の演奏中にプレイ中断がかかり、消化不良となったのか、応援団がひたすら前奏をエンドレスで吹き続け、一部の阪神ファンが一緒にコーラスを送るなどの場面もあった。

外部リンク

http://npb.jp/bis/players/91895133.html (NPB)

https://www.yakult-swallows.co.jp/players/detail/1000132 (ヤクルト)

http://tsubamegundan.com/information.html (応援歌一覧。全国ツバメ軍団公式)

https://www.yakult-swallows.co.jp/photo/ (公式フォトギャラリー)

脚注

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2020年4月12日更新
執筆者:yoshi-kky