ツバメinfoの選手名鑑。高橋奎二は東京ヤクルトスワローズの投手。「圭二」ではなく「奎二」。愛称「左のライアン」「ヘイアン」。2014選抜V左腕。奪三振能力が高いが、四球も多い。牽制の速さも武器。左投左打。
目次
基本情報
選手名:高橋 奎二(たかはし けいじ)
利き手:左投左打
ポジション:投手
生年月日:1997年5月14日(22歳)
年数:5年目
出身地:京都府亀岡市
来歴:竜谷大平安高校‐ヤクルト(2015年3位)
身長体重(公称):178cm73kg
推定年俸
1700万円(単年契約)
背番号
47(2016-)
成績
2019年
20試合 4勝6敗 95.1回 99K ERA5.76
NPB通算
23試合 5勝7敗 110.1回 119K ERA110.1回
主な球種
ストレート、スライダー、カーブ、チェンジアップ、カットボール
登場曲
「FLYING B (REMIX) [Explicit]」CITY-ACE
寸評
豪快に右足を上げて溜めを作る「左のライアン」。出身高校の平安高校にかけて「ヘイアン」と呼ばれることもある。
2019年は20試合(うち19試合に先発)するも、早い回に降板する場面が多くイニングを稼げなかった。特にBB/9は3.67(45四球)と、1試合(9イニング換算)あたり3.67個も四球を出す計算。死球も多く(8個)、これでは試合を作ることは難しい。
それでも球の質や持っているポテンシャルの高さは見るものを惹きつける力があり、4勝をマーク。2020年シーズンは春季キャンプから開幕ローテ入りを約束されるものの、調整段階で打ち込まれてしまい、屈辱の2軍降格となった。この悔しさをバネに、制球難を克服して一軍で活躍したい。
龍谷大平安高時代の2014年選抜大会では全国制覇を達成した。
“開幕ローテ内定”も白紙撤回
ちょっとずつ!
— 高橋奎二 (@keiji308212641) May 8, 2020
いつ開幕してもいいように
日々練習してます。#コロナにまけるな #StayHome pic.twitter.com/OXv2aKSOwv
2019年は4勝をあげて将来のエース候補筆頭と目される活躍を見せた高橋。
2020年シーズンに新たに監督に就任した 高津臣吾 監督は、ベテランの 石川雅規、中堅の 小川泰弘 、若手の高橋と、各3世代のエース候補を開幕投手候補にあげた。
当初予定されていた開幕の1か月前(実際の開幕は6月中旬まで延期)になっても開幕投手を争う状態だったが、開幕投手は石川に決まり、高橋は3戦目の先発予定ということで落ち着いた。
ところがシーズン開幕が後ろ倒しになり、6月7日の練習試合 では2回持たず6失点KOと散々な結果に終わってしまい、結局開幕は2軍でのスタートが決定してしまった。
今のところコンディション不良とは報道されておらず、再調整での一軍復帰を目指すことになるが、早期に復帰を果たし、チームの苦しい先発事情の助けになってほしい。
選抜大会優勝を経験した高校時代
龍谷大平安の2年時には決勝戦を含む4試合に登板し、3勝をあげる活躍で同校の初優勝に大きく貢献。
準々決勝では田島大樹(JR東⇒オリックス)擁する佐野日大戦を相手に1失点完投勝ち。
決勝では後にチームメイトとなる 中山翔太(当時3年)擁する履正社高校と対戦し、大会史上初の”京阪対決”を制した。
ストレート主体の投球も、変化球や牽制に持ち味
「和製ライアン」こと、小川泰弘 のように、軸足と反対の足を大きく上げるピッチングフォームから「左のライアン」の異名がつく。小川同様、強靭な下半身を武器にこのフォームで躍動する。
ダイナミックなフォームの印象通り、投球の過半数がストレート。大きく変化するスライダーも持ち味とするが、スライダーが曲がりすぎ制球がつかなくなるといった課題もあり、今季は変化量の小さいスライダーの習得を目指している。奪三振が多い反面、四球も多いのが魅力でもあり課題でもある。2桁勝利を目指すために、粗の多さを修正する必要があるか。
牽制が非常に速く、左の変則フォームから繰り出される牽制にはランナーは容易に盗塁を試みることができない。
球歴
プロ入り前
龍谷大平安高校時代には2年時2014年選抜大会に4試合に先発して同校初の大会優勝に貢献。通算3度甲子園に進出。
3年夏の2015年には左脇腹を痛めて実戦から遠ざかっていたものの、同校の原田監督からの信頼は厚く、地区予選で先発登板するも、4.1回7失点の内容で涙を飲むことになる。
同年ドラフト3位でヤクルトから指名受ける。背番号は左のエース、赤川克己(同年引退)がつけていた「47」。同期高卒入団に、廣岡大志、渡邉大樹、ジュリアス(日隈ジュリアス)。
プロ入り後
2年目の2017年にイースタンで10試合に登板。
3年目の2018年にイースタンで17試合に登板して8勝(6敗)を記録してアピールすると、同年9月5日に1軍デビュー。10月2日のDeNA戦で5回1失点の内容でプロ初勝利をあげる。
4年目の2019年は開幕から先発ローテーション入りするも、初勝利は6月23日の千葉ロッテ戦と、中々勝てないシーズンとなった。最終的に19試合に先発して4勝をあげる。
応援歌♪
歌詞
闘志燃やして攻めろよ 投打に輝き放て
勝利をその手で 掴み取れ
「ゴーゴーレッツゴー!高橋!」
MIDI
プロスピA評価
先発3番手として登場。ステータスは低いが6球種持っているのが魅力。
外部リンク
https://npb.jp/bis/players/51055132.html(NPB)
https://www.yakult-swallows.co.jp/players/detail/1500042(ヤクルト公式)
http://tsubamegundan.com/information.html (応援歌一覧。全国ツバメ軍団公式)
https://www.yakult-swallows.co.jp/photo (ヤクルト公式フォトギャラリー)
脚注
2020年6月16日更新
2020年7月8日更新
執筆者:yoshi-kky