ツバメinfoの選手名鑑。ガブリエル・イノーアは東京ヤクルトスワローズの投手。ゴワゴワしたアゴ髭がトレードマークの右腕。サイドスロー気味の腕の位置からボールを起用に動かし、打者の芯を外す。長年背番号25を背負った、館山昌平(現楽天コーチ)から引き継いだ「洋風館山昌平」。右投右打。
目次
基本情報
選手名:ガブリエル・イノーア(イノア/Gabriel Ynoa Gomez,)
利き手:右投右打
ポジション:投手
生年月日:1993年5月26日(26歳)
年数:1年目
出身地:ドミニカ共和国
来歴:リセオドンペペアルバレズ高 – メッツ – オリオールズ-ヤクルト
身長体重(公称):188cm93kg
推定年俸
60万ドル(単年契約)
背番号
25(2020-)
成績
MLB通算
55試合(20先発) 4勝13敗 110奪三振 ERA5.39 WHIP1.42
主な球種
ストレート(フォーシーム、ツーシーム)、スライダー、シンカー、チェンジアップ、カーブ
登場曲
未発表
寸評

オリオールズ時代の2019年シーズンは先発、リリーフ共に登板し、1勝10敗、防御率(ERA)5.61という成績に終わった。
背番号は通算85勝をあげた大投手・館山昌平 が17年間つけた「25」。館山昌平同様、サイドスロー気味のスリークォーターという投球フォームで、多彩な変化球を使って打者を打ち取るタイプ。トレードマークのヒゲも共通しているが、イノーアの方が豪快なヒゲをしている。私は彼を「洋風館山昌平」と勝手に呼んでいるが、過去に最多勝や最高勝率を獲得した大投手・館山の背番号を後継した男として、勝ちを稼げる投手になってほしい。
打たせてとるタイプも、被本塁打が多い
ストレートの最速は155㎞/hながら、綺麗な回転のいわゆるフォーシームはあまり投げず、ツーシームが主体のピッチングで、打たせてとるタイプ。
チェンジアップは140㎞/h近く計測しており、ストレートと球速差があまりない球種。一方で、打者の手元でシンカー気味に沈む軌道をしており、落差が大きく、空振りを誘いやすい。
オリオールズ時代の2019年は110回を投げて29本塁打と、実に4イニングに1本以上被弾するという計算。狭い神宮でどれだけ被弾を抑えることができるかに注目したい。
日本球界に適応できるか?
日本食は好物だといい、刺身や寿司などは来日前から好んでよく食べているという。日本のゲームも嗜んでいるそうで、日本の文化には今のところバッチリ適応しているようだ。
6月2日の中日との練習試合(神宮)では5回1失点にまとめ、被弾を浴びたものの開幕ローテ入りをほぼ手中にした。
日本球界で参考にしたい投手は、ザック・ニール(ドジャース→西武)だろう。イノーアのように打者の手元で動くツーシームを得意にし、強力西武打線の援護もあって12勝1敗の好成績を残し、チームの連覇に貢献した。
オリオールズ時代の2019年は1勝10敗と、勝ち星に恵まれなかったイノーアだが、西武と同様に打撃型のチームであるヤクルトにあって、勝ち星を稼げる投手になってほしいところだ。
球歴
2009年にニューヨーク・メッツと契約。
2016年8月にメジャー昇格を果たすと、翌2017年に金銭トレードでボルティモア・オリオールズに移籍。
2019年は先発13試合を含む36試合に登板し、1勝10敗。同年オフにFAとなり、12月6日に東京ヤクルトスワローズが獲得を発表した。
応援歌♪
歌詞
闘志燃やして攻めろよ 投打に輝き放て
「ゴーゴーレッツゴー!イノーア!」
MIDI
プロスピA評価
6月3日からの新イベント「プロスピパーク」のイベント専用選手(覚醒)として登場。
NPBデビュー前とあって、能力はいずれもA未満で、称号によるAも同値も不可という寂しい能力。球種は4種類あるが、ゲームの仕様上、打たせてとるピッチングを再現できるかどうかは未知数。
今後の活躍によりゲームでの強化も期待されるが、スピリッツ3300なので、投手の頭数に困ってるユーザーは起用もありだろう。




外部リンク
http://npb.jp/bis/players/83185151.html (NPB)
https://www.yakult-swallows.co.jp/players/detail/1900137 (ヤクルト公式)
http://tsubamegundan.com/information.html (応援歌一覧。全国ツバメ軍団公式)
https://www.yakult-swallows.co.jp/photo (ヤクルト公式フォトギャラリー)
脚注
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2020年6月7日更新
執筆者:yoshi-kky