ツバメinfoの選手名鑑。清水昇は東京ヤクルトスワローズの投手。快速球が売りの2年目右腕。アジアウインターリーグでフォーム改造が実る。ツーシームは山崎康晃直伝の「亜細亜式」だが、國學院大學で活躍。右投左打。
目次
基本情報
選手名:清水 昇(しみず のぼる)
利き手:右投左打
ポジション:投手
生年月日:1996年10月15日(23歳)
年数:2年目
出身地:東京都
来歴:帝京高校‐國學院大‐ヤクルト(2018年1位)
身長体重(公称):180cm84kg
推定年俸
1,400万円(単年契約)
背番号
17(2019-)
成績
2019年
11試合(3先発) 0勝3敗 24K ERA7.27
NPB通算
同上
獲得タイトル
主な球種
ストレート、ツーシーム、フォーク、スライダー、カーブ
登場曲
「Rising Sun」EXILE
寸評
最速140キロ台後半のストレートと多彩な変化球が武器のパワーピッチャー。
投手として全体的によくまとまっているとは聞こえがいいが、1年目の2019年は勝負球が少なく、勝負できるカウントにもっていく前に打ち込まれるという場面が目立ち、思ったような成績があげられなかった。
ウインターリーグに派遣され、中継ぎで起用されると見違えるほどボールのパワーが増した。今季は当初リリーフとして短いイニングで勝負をする年となりそうだが、先発へのこだわりも持ち続けているという。
ヤクルトは2019年オフ、即戦力で大学生の右投手を3人(吉田大喜、杉山晃基、大西広樹)補強した。清水と同年代で力のある投手が加入し、チーム内での競争が過熱する。
ウインターリーグで覚醒
1年目は、練習では150キロに迫る剛速球を投げるのに、試合になると中々思うような球が投げられない試合が続いた。
二軍で清水を見ていた 小野寺力 コーチは、通常ならあまりいじらないというフォーム改造に着手し、秋ごろには見違えるような球を投げるようになった。
大学時代には通用していたツーシームが通用しなくなり、新しくフォークやシュートといった球を習得。投球に幅を持たせ、飛躍のシーズンを期待したい。
亜細亜式ツーシーム
「亜細亜式ツーシーム」と呼ばれる鋭く沈むツーシームを投げる。
亜細亜大学でプレーしたわけではないが、帝京高校の先輩・山崎康晃(現DeNA)から直伝されたもの。
プロでは中々ツーシームが通用せず、シュートの習得に励んでいる。亜細亜と國學院のハイブリッドとして、自分なりに改良を重ねた良いところどりの投球を身に着けてほしい。
球歴
プロ入り前
帝京高校時代は甲子園出場なし。3年春に東京都ベスト4、3年夏に東東京準優勝と、全国大会にあと一歩のところで涙を飲んできた。
東都大学リーグの國學院大學に進学後、2年春から先発として出場し、エースとして活躍する。大学通算13勝7敗、4完封。
即戦力右腕として1位候補とプロスカウトからの評価を集め、2018年ドラフト会議で根尾昂(中日)、上茶谷大河(DeNA)を抽選で外したヤクルトが1位指名。新設された日本青年館のホテル「EAST WIND」で仮契約を結んだ。
本日は #神宮球場 にて #東都大学野球 が行われています‼︎
— 日本青年館ホテル (@NSeinenkanHotel) May 22, 2018
応援団の音がホテルまで聞こえています♪
行はどちらの学校が勝つのでしょうか⁉︎ pic.twitter.com/o0wHF2TCbA
プロ入り後
2019年6月1日のDeNA戦(横浜スタジアム)で一軍デビュー。この日はチームにとってワーストタイの49年ぶりの16連敗がかかる中、タフな状況の中で登板したものの、序盤に打ち込まれて早々に16連敗が濃厚という展開になってしまった。相手投手は奇しくも清水より先にヤクルトから1位指名された上茶谷大河であり、打線も上茶谷の前にまったく無抵抗でプロ初完封をあっさり献上。好対照な両投手の結果で、清水にとっては何とも歯切れの悪いデビューになってしまった。
結局プロ1年目は先発3試合を含む11試合に登板。打ち込まれる場面が多く、0勝3敗防御率7.27と即戦力の期待を大きく裏切る結果となった。
同年オフにイースタンリーグ選抜として派遣されたアジアウインターリーグのメンバーとして出場。
応援歌♪
歌詞
闘志燃やして攻めろよ 投打に輝き放て
勝利をその手で 掴み取れ
「ゴーゴーレッツゴー!清水!」
MIDI
外部リンク
https://npb.jp/bis/players/51955138.html(NPB)
https://www.yakult-swallows.co.jp/players/detail/1800033(ヤクルト公式)
http://tsubamegundan.com/information.html (応援歌一覧。全国ツバメ軍団公式)
https://www.yakult-swallows.co.jp/photo (ヤクルト公式フォトギャラリー)
脚注
選手名鑑トップ
2020年6月24日更新
執筆者:yoshi-kky