【選手名鑑】梅野雄吾/ヤクルト-ツバメの若きクローザー候補-

梅野雄吾
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ツバメinfoの選手名鑑。梅野雄吾は東京ヤクルトスワローズの投手。主にリリーフを務めている。右投右打。最速154㎞/hの速球と落差の大きいフォークボールで空振りを奪うパワーピッチャー。175㎝と、投手としてはそれほど上背はないものの、鍛え抜かれた下半身から繰り出される馬力のある投球が持ち味。ツバメの若きクローザー候補。

基本情報

選手名:梅野 雄吾(うめの ゆうご)
利き手:右投右打
ポジション:投手
生年月日:1999年1月13日(21歳)
年数:4年目
出身地:佐賀県佐賀市
来歴:九州産業大学付属九州産業高校-東京ヤクルトスワローズ(16年3位)
身長体重(公称):175cm84kg

推定年俸

3,300万円(単年契約)

背番号

38(2017-)

成績

2019年

68試合 2勝3敗28H4S 67.2回 77K ERA3.72

NPB通算

99試合(3先発) 5勝6敗38H4S 102.1回 110K ERA4.84

獲得タイトル

主な球種

ストレート、スライダー、フォーク、カットボール、カーブ

登場曲

「I was born to love you」Queen

寸評

2019年5月8神宮球場にて(公式フォトギャラリーより引用)
2019年5月8神宮球場にて(公式フォトギャラリーより引用)

最速154㎞/hの速球と落差の大きいフォークボールで空振りを奪うパワーピッチャー。175㎝と、投手としてはそれほど上背はないものの、鍛え抜かれた下半身から繰り出される馬力のある投球が持ち味。

中学時代は内野手

梅野は九州大会を制覇した中学時代は内野手。地元・福岡ソフトバンクホークスの俊足内野手・本多雄一のような内野手を目指していたというが、九産大九産高校入学時にチーム事情から投手に転向。当時監督を務めていた平川剛監督は、梅野を内野手として起用していくことを考えていたというが、チームのバランスや、梅野の体の成長を見て投手に挑戦することを勧めたそうだ。

入学時の梅野は165㎝で体重も60㎏台で、ストレートも120キロそこそこだったが、ウエイトトレーニングや食事改善によってわずか1年ほどで、2年夏には球速は145キロを計測する。

その後も成長は止まらず、高校3年時の春には154キロを計測し、一躍プロ注目の存在へ駆け上がった。

高校3年間で甲子園出場はならなかったものの、2016年ドラフト3位でヤクルトから指名を受ける。九州地区の同期には山本由伸(都城高校→オリックス4位)、浜地真澄(福岡大学附属大濠高→阪神4位)、太田龍(れいめい高校→JR東日本→巨人2019年2位)らがいる。

父親譲りの身体能力

梅野の父親は東福岡高校のラグビー部に所属していたアスリート。梅野自身も父親譲りの恵まれた身体能力で、高校3年間で急速にサイズアップし、一躍プロ注目の剛腕投手に上り詰めた。

プロ入り後は若くしてリリーフ投手として活躍することになるが、高卒3年目にして68試合を投げるタフさも父親譲りなのだろう。

負けん気の強さ

梅野は2年目の2018年の5月に1軍での登板機会を与えられたが、結果を残せず2軍に降格した。その時に小川監督(当時)から「お前はプロをなめている」と厳しい言葉をかけられた。

高卒2年目の若者、本来ならここでくさっていてもおかしくない場面だが、持ち前の負けん気の強さで懸命にトレーニングを続け、翌2019年の活躍につなげた。

2019年はクローザーを務めていた石山泰稚に代わり、5月からクローザーを任されるようになる。1軍で好投していた投手は他にも新外国人のマクガフらがいただ、3年目の若武者の抜擢は、本人の「負けん気の強さ」は抑えに向いていると小川監督は判断したのだろう。結局、抑えの座は7月早々にマクガフに譲ることになるが、2020年シーズンも抑えの座を奪うぐらいの負けん気の強さを見せてくれるだろう。

球歴

プロ入り前

中学時代は硬式のシニアチームに所属し、内野手として九州大会優勝を経験した。

九産大付九産高校では甲子園出場はないものの、内野手出身で打撃能力やフィールディング能力も高い投手としてプロのスカウトからも注目を集める。

2016年ドラフトでヤクルトから3位指名を受け、入団。同期入団の高卒に、寺島成輝古賀優大(捕手)がいる。

プロ入り後

プロ入り1年目の2017年8月9日に初登板初先発と、同期の高卒投手の中では最速で1軍デビューした。梅野は2試合に先発し、高卒同期の寺島も秋に1度先発したが、二人とも初勝利はお預けとなった。

2年目の2018年は当初先発としての起用がメインだったが、リリーフに回るとそのピッチングが進化。最終的には29試合で3勝2敗10Hの成績を残し、高卒2年目としては異例の大出世となった。

2019年は開幕から1軍の勝ちパターンを任され、石山泰稚が離脱した5月中旬からは高卒3年目にしてクローザーを任されるようになり、4セーブをマーク。しかし、クローザーとしての安定感は続かず、7月にはクローザーを同僚の、マクガフ に明け渡すことになった。

同年は68試合に登板したが、このレベルの登板数を記録した翌シーズンは調子を崩す投手が多く、2020年のオープン戦や練習試合でも打ち込まれる場面が目立った。

実戦に向けて状態を上げていっているが、うまく疲労とも戦いながら昨年と同等の活躍を見せてほしいところだ。

応援歌♪

歌詞

闘志燃やして攻めろよ 投打に輝き放て

勝利をその手で 掴み取れ

「ゴーゴーレッツゴー!梅野!」

MIDI

プロスピA評価

昨年の活躍で大幅に能力がアップした(球威75⇒78)。称号での球威Aも狙いやすい。

フォークボールは実戦向きで、対人戦でも対CPUでも空振りをとれるほど落差とキレがある。地味に先発適正もまだ僅かに残っている。

プロスピA-梅野雄吾-
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プロスピA-梅野雄吾-
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外部リンク

http://npb.jp/bis/players/51355134.html(NPB)

https://www.yakult-swallows.co.jp/players/detail/1600076(ヤクルト公式)

http://tsubamegundan.com/information.html (応援歌一覧。全国ツバメ軍団公式)

https://www.yakult-swallows.co.jp/photo (ヤクルト公式フォトギャラリー)

脚注

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2020年6月11日更新
執筆者:yoshi-kky