「独走状態」で2022年ペナントレースを制したヤクルトはクライマックスシリーズ(CS)も勢いのままに3位・阪神を3勝0敗とストレートで撃破!
2022年CS総括と日本シリーズへの展望・予想先発を見ていきましょう。
目次
CS総括
難敵・阪神タイガースとのCSは接戦が予想されましたが、蓋を開けてみればオスナのスリーランを皮切りにヤクルトが阪神を圧倒。
3戦目には村上の内野安打が相手のタイムリーエラーを誘って、これが決勝点に。
MVPは2HRのオスナ選手が獲得しましたが、シーズン同様にリリーフ陣の粘投が安定した勝利を呼び込んだ試合展開が続きました。
試合結果
CS・詳細成績
野手
オスナが初戦のスリーラン含む2HRでMVPに!
主砲・村上にもレフト方向へ運ぶ一発が飛び出るなど、打線の状態は万全です。
選手名 | 打率 | 打数 | 安打 | 打点 | HR |
オスナ | 0.250 | 12 | 3 | 5 | 2 |
中村悠平 | 0.167 | 12 | 2 | 0 | 0 |
塩見泰隆 | 0.273 | 11 | 3 | 0 | 0 |
山崎晃大朗 | 0.091 | 11 | 1 | 1 | 0 |
村上宗隆 | 0.333 | 9 | 3 | 3 | 1 |
長岡秀樹 | 0.375 | 8 | 3 | 1 | 1 |
サンタナ | 0.167 | 6 | 1 | 3 | 1 |
山田哲人 | 0.333 | 6 | 2 | 1 | 0 |
サイスニード | 0.000 | 3 | 0 | 0 | 0 |
宮本丈 | 0.500 | 2 | 1 | 0 | 0 |
小川泰弘 | 0.000 | 2 | 0 | 0 | 0 |
キブレハン | 0.000 | 1 | 0 | 0 | 0 |
丸山和郁 | 0.000 | 1 | 0 | 0 | 0 |
高橋奎二 | 0.000 | 1 | 0 | 0 | 0 |
青木宣親 | 0.000 | 1 | 0 | 0 | 0 |
川端慎吾 | 0.000 | 1 | 0 | 0 | 0 |
総計 | 0.218 | 87 | 19 | 14 | 5 |
投手
エース・小川が6.2回1失点と試合を作ると、ブルペン陣も奮闘。
清水が今シーズン中には経験のなかった3連投で2ホールドを挙げるなど、盤石のリリーフ陣が勝利を手繰り寄せました。
選手名 | 登板 | 勝敗 | 投球回 | 投球数 | 被安打 | 自責点 |
小川泰弘 | 1 | 1勝0敗 | 6.2 | 104 | 6 | 1 |
サイスニード | 1 | 1勝0敗 | 5.2 | 97 | 7 | 1 |
高橋奎二 | 1 | 5 | 93 | 4 | 3 | |
清水昇 | 3 | 2H | 3 | 35 | 3 | 0 |
マクガフ | 2 | 2S | 2 | 29 | 1 | 1 |
田口麗斗 | 2 | 1勝0敗 | 2 | 31 | 2 | 0 |
石山泰稚 | 2 | 1.1 | 36 | 3 | 1 | |
木澤尚文 | 1 | 1 | 14 | 2 | 0 | |
久保拓眞 | 1 | 1H | 0.1 | 6 | 0 | 0 |
総計 | 13 | 3勝3H2S | 27 | 445 | 28 | 7 |
日本シリーズ展望
92-93年以来、約30年ぶりとなる2年連続の日本シリーズ進出へ!
対戦相手は昨年と同じパリーグ覇者・オリックスバファローズ。
球界の大エース・山本由伸を筆頭にフレッシュで勢いのあるリリーフ陣でパリーグを勝ち上がりました。
さらに、大黒柱である吉田正尚選手はCSでもMVPを獲得するなど絶好調。
昨年以上に苦しい戦いが予想されます。
予想先発
日本シリーズの予想先発は以下の通り、基本的にはCSと同じローテーションと思われます。4戦目にルーキー・山下輝が登板するとみられます。
昨年の日本シリーズは予告先発がありませんでしたが、今年も前日の会見で発表されると思われます。
第1戦@神宮:小川泰弘 VS 山本
第2戦@神宮:サイスニード VS 宮城
(移動日)
第3戦@京セラ:高橋奎二 VS 田嶋
第4戦@京セラ:山下輝 VS 山岡
第5戦@京セラ:石川雅規 VS 山崎福
(移動日)
第6戦@神宮:小川 VS 山本
第7戦@神宮:サイスニード VS 宮城
予想オーダー(神宮・DHなし)
打順はほぼ固定。2番の山崎がCSで打撃不調のため流動的になるか。代役候補に宮本、丸山。
ベテラン・青木は足のコンディションが思わしくなく代打出場になると思われます。
1 中 塩見泰隆
2 左 山崎晃大朗
3 二 山田哲人
4 三 村上宗隆
5 一 オスナ
6 捕 中村悠平
7 右 サンタナ
8 遊 長岡秀樹
9 投
予想オーダー(京セラドーム・DHあり)
指名打者制の京セラドームでは守備に不安のあるサンタナがDHと予想。
両翼には山崎、宮本、丸山が守ると思われますが、対左投手相手にはキブレハンの出場も予想されます。
1 中 塩見泰隆
2 左 山崎晃大朗
3 二 山田哲人
4 三 村上宗隆
5 一 オスナ
6 捕 中村悠平
7 DH サンタナ
8 遊 長岡秀樹
9 右 宮本丈
この選手に注目:久保拓眞投手、長岡秀樹選手
ロースコアの接戦が予想されるオリックスとの日本シリーズ。
両チームとも強力なリリーフ陣を誇るなか、試合中盤でタフに投げるリリーフ投手の活躍が重要です。
注目したいのが、今年ブレイクした久保拓眞投手。
チームがコロナ禍に見舞われる7月に1軍へ昇格すると、9/9にプロ初勝利をマーク。8HPを挙げるなどシーズン終盤のブルペン陣を支える大活躍。
CSでも2戦目に2番手としてリリーフ登板してホールドをマークしました。
対左の打率が.140と抜群の好相性を誇る「左キラー」のマウンドに注目です!
野手で注目したいのが主に8番を打つ長岡秀樹選手。守備範囲の広い野球センスが光る守備が魅力の高卒3年目のショートです。
CSでは3安打をマークし、本塁打も放つなど攻守で存在感を放ちました。
主砲・村上にマークが集まるなか、「恐怖の8番打者」としての活躍に期待です。
オリックス戦との相性
ヤクルトがオリックスと日本シリーズを戦うのは前身の阪急時代を合わせて4回目。過去3度はすべてヤクルトが勝利しています。ちなみに、オリックスの傍系である近鉄とも1度対戦しています。
1978:ヤクルト4-3阪急
1995:ヤクルト4-1オリックス
2001:ヤクルト4-1近鉄
2021:ヤクルト4-2オリックス
記憶に新しい2021年の日本シリーズは神戸での激戦を制したヤクルトが勝利。
今季の交流戦は2勝1敗。
ヤクルトの高津監督とオリックスの中嶋監督は同学年という因縁もあります。
昨年の日本シリーズ展望と総括はこちらの記事から。
チケット情報
日本シリーズの先行抽選は既に終了(10/19時点)。
一般販売は10/20の10時から!先着順になっているのでお早目にお買い求めを!
https://npb.jp/nippons/2022/ticket.html
脚注
2022/10/19