10月20日に行われた2022年プロ野球ドラフト会議、ヤクルトからは育成含めて6名の選手が指名されました!
2人の投手、4人の野手とバリュエーションに富んだ指名選手の情報を動画などまとめました。
未来のスワローズを支える逸材の情報をチェックしましょう!
目次
指名選手一覧
順位 | 選手名 | ポジション | 投 | 打 | 出身 |
---|---|---|---|---|---|
1位 | 吉村貢司郎 | 投手 | 右投 | 右打 | 東芝 |
2位 | 西村瑠伊斗 | 外野手 | 右投 | 左打 | 京都外大西高校 |
3位 | 澤井廉 | 外野手 | 左投 | 左打 | 中京大学 |
4位 | 坂本拓己 | 投手 | 左投 | 左打 | 知内高校 |
5位 | 北村恵吾 | 内野手 | 右投 | 右打 | 内野手 |
育成1位 | 橋本星哉 | 捕手 | 右投 | 左打 | 中央学院大学 |
1位:吉村貢司郎投手
吉村貢司郎(よしむら・こうじろう)投手:183㎝83㎏、1998年1月19日
東芝(國學院大學 – 日本大学豊山高校)
MAX153㎞/hの社会人ナンバーワン右腕。12球団では唯一となった社会人の1位指名。
10月には東芝とヤクルト1軍が練習試合をする機会があり、存在感を発揮。
前日に高津監督が1位指名を公言していた通り、単独の指名となりました。
投球フォームの特徴として、左足を上げる際に大きく間をとりながら左足を振る「振り子投法」が印象的です。
タイミングの取りづらいフォームから150キロ超えのストレートを投げ込めるため、初見の打者にとっては対応しづらいフォームといえるでしょう。
國學院大學時代にセットアッパー・清水の1学年後輩。チームにも早く溶け込めそうです。
1年目の春から先発ローテーションに入って2桁勝利を期待できる即戦力投手の指名に成功しました。
D1位東芝・吉村貢司郎、ヤクルト・小川GMらのあいさつ受け「新人王を目指したい」(サンスポ)
2位:西村瑠伊斗外野手
西村瑠伊斗(にしむら・るいと)投手:179㎝78㎏、2004年7月1日
京都外大西高校
ドラフト2位は高校通算54本を誇る左のスラッガー・西村外野手を指名。
高校時代には投手で147㎞/hをマークするなど二刀流としても活躍しています。
両足を高く上げるフォームで天才的な内閣捌きをする左打者。
ヤクルトには村上など球界を代表とする左打者が多く在籍。
「3年目には3割を打てるよう、パワーを上げたい」と具体的な目標も掲げたプロ意識の高い選手です。
【ヤクルト2位一問一答】京都外大西高・西村瑠伊斗「東京? 怖いところだと思う」/ドラフト(サンスポ)
3位:澤井廉外野手
澤井廉(さわい・れん)外野手:180㎝98㎏、2000年5月31日
中京大学(中京大中京高)
3位には西村と同じ左のスラッガー・澤井外野手を指名。
「柳田2世」との呼び声もあるように、広角にホームランを打てる打撃が魅力。
180㎝98㎏と筋骨隆々な体型、甘いマスクにファンからの人気も高まりそうです。
4位:坂本拓己投手
坂本拓己(さかもと・たくみ)投手:180㎝85㎏、2004年7月6日
知内高校
4位には「離島出身のサウスポー」最速147キロ左腕・坂本投手を指名。
奥尻島出身の坂本投手は南北海道で準優勝に貢献。伸びしろ抜群の投手です。
島が生んだ大エース・プロ通算165勝のレジェンド・佐藤義則以来のプロ入りとなりました。
奥尻島から46年ぶりプロ 知内・坂本拓己がヤクルトから4位指名「島の方々に恩返しできたら」(日刊スポーツ)
5位:北村恵吾内野手
北村恵吾(きたむら・けいご)内野手:182㎝90㎏、2000年12月18日
中央大学(近江高)
ドラフト5位は右のスラッガー・北村内野手。
近江高時代から力強いバッティングで同世代屈指のスラッガーとして知られていた選手。甲子園で2HR。
中央大時代には2個上の牧秀悟(現DeNA)、同期の森下翔太(阪神1位)など強力な右打者と切磋琢磨して成長してきました。
ライバルとなる同期の森下については「ライバルになるというよりも仲間のままで凌ぎあっていきたい」とコメント。
育成1位:橋本星哉
橋本星哉(はしもと・せいや)捕手:178㎝85㎏、2000年9月18日
中央学院大学(興國高校)
唯一の育成指名となったのは中央学院大の橋本捕手。
3年時には神宮大会で全国制覇を経験するも、自身は出場なし。
4年にれレギュラーを掴むと3割2HRなどバッティングセンスをアピール。プロ入りの切符を掴みました。
中央学院大・橋本、打てる捕手目指す 加古川中部中出身「長く野球を」 ドラフト、ヤクルト育成1位
ドラフト総括:ウィークポイントをガッチリ補強!
不作という事前評判の多かった2022年ドラフト。
1位の吉村投手を含めて、スワローズのウィークポイントに合致したスケールの大きい選手の目立つドラフトとなりました。
次世代のポイントゲッター
2位の西村と3位の澤井はアマチュア球界を代表するスラッガー。
同じタイプの選手を2人連続での指名となりました。
クリーンナップを打てるような大打者の予感を感じさせます。
近年は投手力も整備されて2連覇も果たしたスワローズですが、主砲・村上選手に続く次世代のポイントゲッターが物足りない印象も拭えませんでした。
西村と澤井には得点力不足を解消する打線の中心選手への期待が高まります。
4位の坂本は2016年寺島以来6年ぶりの高卒左腕(支配下のみ。育成では下を指名)。
左腕不足が続くチームですが、逞しい選手へと成長してほしいです。
嶋の引退でキャッチャー不足が心配されるチーム構成ですが、大学球界から橋本捕手を指名。
1軍では絶対的レギュラー中村に続いて内山捕手、古賀捕手と万全の体制ですが、ここに割って入るような存在になってほしいところ。
脚注
2022/10/21