2020/06/12 東京ヤクルトスワローズ1-4東北楽天ゴールデンイーグルス @明治神宮野球場 練習試合第1回戦
スコア
楽天 110 020 000 R4 H4 E0
ヤクルト 100 000 000 R1 H7 E0
勝:則本 負:石川雅規
本塁打
ヤクルト:山崎(1回裏ソロ)
楽天:銀二(2回表ソロ)、浅村(5回表2ラン)
バッテリー
ヤクルト:石川雅規(4.2回2失点)、星知弥、梅野雄吾、長谷川宙輝、マクガフ、石山泰稚‐中村悠平
楽天:則本、宋家豪、シャギワ、ブセニッツ、森原‐太田
寸評
公式戦開幕一週間前となった試合。ヤクルトは開幕投手が内定している石川雅規が先発。4.2回2失点と、まずまずの出来で好調維持をアピールした。6回以降は梅野、長谷川、マクガフ、石山と本番を意識した勝ちパターンのリレーで、被安打0、与四球1と完璧な仕上がりを見せた。
打線は7安打を放つも、得点は初回の山崎のソロ本塁打のみで、繋がりに欠けた。長打が多く出るのは良い傾向だが、ホームランに頼った得点方法は何とかしたいところ。この日欠場した山田哲人の代わりに二塁の守備に就いた西浦は、チーム唯一の2安打を放つなど相変わらず打撃好調。開幕してからもこの好調を維持したいところだ。
試合は1-4でヤクルトが負けた。
コメント
完璧な内容のリリーフ陣!
先発石川は球数が80球に到達したところで降板。2番手・星は2死からの登板になったが、浅村に2ランを浴びてしまう。
しかし、3番手以降に登板した梅野、長谷川、マクガフ、石山はいずれも無安打無失点。許したランナーも8回にマクガフが小深田に与えた与死球のみで、ほぼ完ぺきな内容だった。
今季から指揮をとる、高津臣吾 新監督の采配の特性は、何といってもクローザーとして世界各国のプロ野球界で347セーブをあげた経験からのリリーフ重視の起用だが、その起用に見事応えてみせた。
特に梅野、石山は練習試合では打ち込まれるシーンも目立ったが、開幕に合わせてきたところは流石と言えるだろう。4投手は勝ちパターンとして起用されると思われるが、高津監督がどう操縦していくか非常に楽しみだ。
今年のボールは飛ぶ?
初回に山崎がソロ本塁打を放ったが、うまく引っ張り込んだ打球とは言え、打った瞬間は入るとは思わなかったぐらいの飛球だった。
Twitterでも言及したが、オープン戦、練習試合を含めて異様に打球が飛ぶような気がする。特に、流し方向に擦ったように打ち上げた打球がそのままスタンドインしたり、外野手の頭上を越える長打になる、というケースが目立つような気がする。
神宮球場でのホームラン数(6/2~)
— ツバメinfo (@tokyo_tsubainfo) June 10, 2020
6/2 4本
6/3 2本
6/4 4本
6/9 3本
6/10 4本
6/11 ?
合計17本/5試合=3.4本/1試合
昨年の実績:169本/67試合=2.52本/1試合
たった5試合の統計だけど、1試合あたり1本弱増えてる。特に反対方向への擦ったような当たりがスタンド最前列に飛び込むことが多いので(続く
神宮でも1試合あたり1本増えてるが、他球団でも平均本塁打数が増えるという、概ね同じ現象が起きているという。
個人では計測しかねることなので、何とも言えないのだが、2013年には前2年に導入された統一球があまりにも飛ばないということから、反発係数がこっそり引き上げられているのではないかと噂されていた。今年も同様の現象が起きるのではないか。
個人的にはホームランが増える分には野球が面白くなるので、全然いいんですけどね。ホームランは特に山崎のような長打力を売りとしていないバッターにとってはスイングを崩しがちな諸刃の剣となることもあるので、そこは心配。
https://npb.jp/npb/cor/page_2013.html
他球団の映像で申し訳ないのだが、今日福岡Paypayドームで行われた柳田悠岐の一発は衝撃だった。パリーグtvでは「泳がされつつ」と評しているが、私は「泳ぎながら」打っているようにも見える。
実況も驚いているが、打った柳田本人も打ち損じたような仕草をしているが、スタンドインさせてしまった。今年のホームランバッターの動向には注目していきたい。
外部リンク
【試合結果】ヤクルト公式
https://www.yakult-swallows.co.jp/news/detail/24683
脚注
2020/06/12
yoshi-kky