2020/06/07 ヤクルト2-8巨人 東京ドーム 練習試合第3回戦
目次
スコア
ヤクルト 000 020 000 R2 H4 E1
巨人 150 010 001 R8 H13 E0
勝:田口 負:高橋奎二
本塁打
ヤクルト:渡邉大樹(5回表2ラン)
巨人:湯浅(2回裏3ラン)丸(2回裏・ソロ)中島(5回裏ソロ)
バッテリー
ヤクルト:●高橋圭二(1.1回6失点)、星知弥(2.2回無失点)、石山泰稚、坂本光士郎、鈴木裕太、清水昇(2回1失点)‐嶋基弘、古賀優大
巨人:田口、古川、藤岡‐炭谷、田中
寸評
ヤクルトは開幕3戦目の先発が濃厚な高橋奎二が2回途中6失点と散々な内容で試合をぶち壊した。5回には渡邉大樹の2ランで2点を返すも、反撃はそこまでに終わった。
試合は2対8でヤクルトが敗れた。
PCR検査で陰性判定が出た村上宗隆は、この日試合前の練習に参加したものの、出番はなかった。
コメント
渡邉大樹がバースデーアーチ!

主力の欠場でこの日9番レフトでスタメン出場した渡邉大樹は5回表に田口の真ん中高めの速球をライトスタンドに叩き込み、存在感を示した。相手の田口は去年プロ1号を放った相性の良い相手である。田口は今年先発復帰して順調な調整を登板をしており、シーズンでもヤクルトの前に立ちはだかると思われる。田口キラーとしての活躍にも期待したい。
渡邉はこの日先発登板した高橋奎二と2015年ドラフト同期入団の高卒5年目外野手。加熱するレギュラー争いに生き残りをかけるべく、バットで存在感を示せるか。
この日6月7日は、渡邉にとって23歳のバースデーだった。気分の良いホームランで、幸先の良い23歳の船出となった。
開幕3戦目・高橋奎二は大乱調
高卒5年目左腕・高橋奎二は初回こそ150キロを超えるストレートで巨人の4番・岡本を三振に切って取る姿があったものの、総じて球に力がなく、制球も乱れる内容。2回早々に捕まってしまい、練習試合にも関わらず2回途中でノックアウトされるという無惨な投球内容となってしまった。
キャンプ終盤から、高津臣吾監督に開幕投手候補として挙げられるほど期待を受け、開幕3戦目の先発がほぼ当確しているものの、この内容ではすぐに他の投手にとって代わられてしまうだろう。
開幕2週間前の段階で、先発ローテーションを崩すということは、よほどのことがない限り無いと思われるが、よほどのKO劇に首脳陣からの信頼も失いかけない。5年目という若さながら次期エース候補としてあげられる左腕には、ファンからの期待も大きいものがある。まずは次回登板が予定される14日の楽天戦(神宮)に向けてしっかりとした準備をしてほしい。
緊急登板の星知弥が好リリーフ
好材料としては、高橋を緊急リリーフして好投した星知弥、8回と9回を1失点も、練習試合期間中好投を続けている清水昇の存在だろう。この2人は開幕はリリーフ起用から始まると思われるが、高橋の状態次第ではすぐに先発ローテーションの座が用意されるかもしれない。
星にとって東京ドームは2018年に先発登板をして、6回1失点の好投で1年ぶりの勝利をあげた相性のいい球場でもあった。プロ入りしてからは右ひじの怪我の影響で思うように活躍できていないものの、4年目の今季は万全の状態でシーズンに臨めそうだ。
2番・エスコバーは今日も無安打
打撃不振が深刻なエスコバーだが、今日は山田哲人に代わり2番指名打者としてスタメン出場。
打撃好調な西浦直亨、廣岡大志の追撃を振り払ってバットで存在を示したいところだが、この日も4打数無安打に終わり、これで練習試合は6試合続けて無安打となってしまった。
投手との間合いがうまくとれないのか、鋭い打球を放ってもファウルになることが多かったが、この日の4打席目ではインコースの球を三塁線に強烈な打球を放ってみせた。巨人の三塁・吉川の攻守に阻まれる形となったが、徐々に日本の投手にも適応しているように思える。
メジャー1,367安打男の打棒復活に期待だ。
外部リンク
https://www.yakult-swallows.co.jp/news/detail/24656
ファーム試合結果
ヤクルト2-4DeNA
原樹理が先発登板し、4回を1安打2失点。
https://www.yakult-swallows.co.jp/news/detail/24657
脚注
2020/6/7
yoshi-kky