2020/09/19 ヤクルト2-3広島 ＠明治神宮野球場 第13回戦 5勝6敗2分 13,126人 ルーキー対決は両者甲乙つけがたい好投で引き分け。 観客動員の上限が昨日までの5,000人からおよそ3倍の14,500人へ拡大！
目次
スコア
広島 100 000 010 1 R3 H15 E0
ヤクルト 020 000 000 0 R2 H5 E0
勝：フランスア 負：石山泰稚（3勝2敗10S）
本塁打
ヤクルト：坂口智隆 9号2ラン（2回）
広島：堂林ソロ（8回）
バッテリー
ヤクルト：吉田大喜（5回1失点）、梅野雄吾、マクガフ、清水昇、石山泰稚‐松本直樹
広島：森下、塹江、フランスア‐坂倉
寸評
ルーキー対決は引き分け
ヤクルトのドラフト2位ルーキー吉田大喜と広島のドラフト1位ルーキー森下の投げ合いは、両者とも勝ち負けつかず引き分けとなった。
投球内容は、吉田が5回を92球1失点、森下が7回を111球で2失点と甲乙つけがたい内容。吉田は勝ち投手の権利を持って降板したが、後続が同点に追いつかれて、2勝目はまたしてもおあずけとなった。
大学日本代表では宿舎で同部屋だったという2人の右腕。吉田は立ち上がりに躓くも1失点にまとめると、2回以降もランナーを出しながら追加点を許さず、試合を作った。一方の森下も坂口の2ランのみで安定した内容で、まさに息詰まる投手戦となった。この両者の投げ合いは今後も増えていき、プロ野球の名物のひとつとなるだろう。
坂口が逆転の2ラン！
プロ18年目のベテラン・坂口が長打力を開花してバッティングを進化させている。
1点を追う2回裏、一死一塁からインコースのボールを鋭く振り抜き、ライトスタンドへ逆転の9号2ランを放つ。
キャリアハイはわずか5本塁打という短距離打者の坂口だが、ここ最近本塁打を量産している。この日もインコースの決して簡単ではない球をアッパー気味にかちあげてスタンドイン。何かホームランを打つツボを掴んでしまったような、そんな気持ちの良いスイングだった（現地観戦の私の目の前に打球を飛ばしてくれた！）。
控え陣の起用に疑問
昨日の試合で14得点した勢いをそのまま持ち越したかったが、終盤に得点できず、競り負けてしまった。
毎度言ってることだが、代打策がちぐはぐな印象を受ける。吉田は1失点ながら再三のランナーを出すピッチングも、6回以降投げる体力はまだまだ残っていた。5回の無死一塁というケースで代打藤井亮太が送られていたが、藤井にさせたことは「ピンチバント」。なんだか「投手に打席回ってきたからとりあえず代打出します」みたいな感が否めない采配だった。
結局5回は無得点に終わるのだが、更なる疑問だったのが10回裏の代打策。相手投手フランスアはイニング跨ぎながら力ある左のクローザー。右の代打荒木貴裕を出すのは理解できるのだが、二死から西田明央を起用するのはどうしても理解できなかった。
ちょっと代打成功率の数字は手元にないのだが、打撃好調の宮本丈が残っているにも関わらず西田を優先するのは意味が分からない。たしかに西田は昨日ホームランを打っており、当たったときのパンチ力はあるのだが、代打で出場してヒットを期待できるような選手ではない。
これも「左投手だから」という理由で右の西田を起用した感が否めない、そんな起用に感じた。
観客上限が15,000人に
コロナ禍で上限が5,000人に制限されていた神宮だが、この日から上限緩和の許可が下りて上限が15,000人になった。
チケットは3日ほど前から急遽追加販売されたため、14,500人の満員には届かなかったものの、多くのファンが球場に詰めかけた。
また、この日から応援団による太鼓での応援も復活。いつもの球場風景が戻ってくる日も近いのかもしれない。
フォトギャラリー
外部リンク
https://www.yakult-swallows.co.jp/game/result/2020091901
公示
登録
なし
抹消
なし
予告先発
2020/09/20 対広島 ＠神宮
ヤクルト：小川泰弘
広島：中村
ファーム試合結果
ヤクルト1-5日本ハム＠戸田球場
古賀が2号ソロ！ファームで打撃好調をアピール
https://www.yakult-swallows.co.jp/game/result/2020091901
脚注
2020/09/19
yoshi-kky