2020/07/30 ヤクルト6-0阪神 @明治神宮野球場 第9回戦 5勝4敗0分 4,973人
高橋が見事な快投で今季初勝利!藤浪の抜け球対策にスタメン9人中8人を左打者で並べる特別な布陣で臨んだ。
目次
スコア
阪神 000 000 000 R0 H3 E3
ヤクルト 010 000 32x R6 H10 E1
勝:高橋奎二(1勝1敗) 負:藤浪
本塁打
ヤクルト:なし
阪神:なし
バッテリー
阪神:藤浪、小川‐梅野
寸評
高橋奎二快投!
見事な快投だった。
先発した高橋が今季4度目、初の神宮での先発マウンドで今季チーム最長の8イニングを108球無失点、被安打3という圧巻の内容で、今季初勝利をあげた。
前回登板のDeNA戦は初回に3失点と出足に躓いたが2回以降は無失点。今回の快投は前回の粘りの投球に通ずるものがあったのではないかと思う。
課題となっていた荒れ球は鳴りを潜め、持ち味のカーブが冴えてこの日はチェンジアップも効果的、そして緩い球が有効になると持ち味のストレートが威力抜群で、阪神打線を見事に封じ込めた。
シーズン前には開幕投手候補にあがり、開幕ローテを内定されていたにも関わらず、不調で剥奪されて屈辱の2軍スタートとなった高橋だが、フォーム改良を経てお立ち台まで戻ってきた。ヒーローインタビューでは「腕を強くふることだけを心掛けた」とコメント。安定感のある内容を、次回以降にも披露してもらいたい。
藤浪避けに左ズラリ
天敵・藤浪対策に左打者をズラリと並べた。
過去には谷内亮太(現日本ハム)の手首にぶつけられ、2018年シーズンには畠山への死球で乱闘騒ぎになるなど、とにかく因縁が多い藤浪だが、通算でも何度も完封を喫して辛酸を舐めさせられている。筆者も目の前で完封劇を何度か目撃しており、とにかく相性の悪い相手だ。
この日は「藤浪対策」でスタメン起用された吉田大成が2回に先制タイムリーを放つと、7回には相手のエラーも絡んで追加点をあげる。藤浪対策が結果的には功を奏したかたちになる。
藤浪も当然ぶつけたくてぶつけている訳ではないので、左打者が並ぶ打線で気を楽にしたのか、与四球1と安定したピッチング。左打者を並べた意図について高津監督は「次回以降も対戦はあるので、詳しくは話せない」と詳細を伏せたが、死球を食らうリスクを恐れずにあえて右打者を起用する選択肢も出てくるだろう。
参考:藤浪の過去のヤクルト対戦成績(勝-敗。勝敗は藤浪側から見たもの)
2013 2-3
2014 1-0
2015 4-0
2016 2-0
2017 1-2
2018 0-0
2019 対戦なし
2020 0-1
通算:10勝6敗
フォトギャラリー
外部リンク
https://www.yakult-swallows.co.jp/game/stats/2020073002
公示
登録
抹消
予告先発
2020/07/31 対中日 @ナゴヤドーム
ヤクルト:吉田大喜(2試合 0勝1敗 8.59)
中日:大野雄大
色々あった7月も最後の1戦。吉田がプロ初勝利をかけて3度目の先発。
ファーム試合結果
ヤクルト0-5巨人(戸田球場)
1軍先発候補の大西広樹が4回3失点の内容。
https://www.yakult-swallows.co.jp/news/detail/24836
脚注
2020/07/30
yoshi-kky