ヤクルト球団公式HPでホークアイが公開!ホークアイとは、専門のカメラでボールの動きをミリ単位で撮影し、詳細に解析するシステム。様々なデータが丸裸になり、野球観戦に革命が起こるかも!
目次
ヤクルト球団がホークアイの分析サービスを公開!
2021年11月16日、ヤクルト球団がホークアイの分析サービスをリリース!
ホークアイのデータを見ることで、野球観戦がますます楽しくなります!
ホークアイとは
ホークアイとは、球場に設置した8台の専用カメラで、ボールの動きなどを詳細に解析するサービス。
ホークアイによって、投球の速度・回転数・打球の角度など様々な情報を分析でき、ピッチングやバッティングの技術向上に役立てられます。
ファン目線からしても、ホークアイのデータを参照することで選手の様々な動きを楽しむ機会が増え、プロ野球観戦においても革新的な情報をもたらしてくれるものです。
なお、ホークアイはソニー株式会社のグループ会社であるHawk-eye Innovationsが提供しています。
ホークアイの項目
代表的なホークアイの項目については、以下の通りです。
投手
- 初速(km/h):ボールが投手の手からリリースされたときの速度。一般的に「球速」と言われるスピード
- 終速(km/h):ボールがホームプレートを通過したときの速度。
- 回転数(毎分):ボールの回転の速さ、回転数が多いほど重力に逆らって「ノビのある球」とされる。
野手
- 打球速度(km/h):打球がバットから打ち出されたときの速度。
- ハードヒット:打球が153km/hを上回った時の割合。
- スウィートスポット:打球角度が8度以上かつ32度以下となった時の割合。
なお、全項目のデータについては公式HPで公開されているので、そちらもご参照ください。
ホークアイの活用法
ホークアイを活用すれば、様々なデータから選手の情報を分析することができます。
今までは「球速」「ヒット数」などのようなデータだけだったのが、回転数から打球の角度まで様々なことが分析可能に。
剛腕投手を分析する
以上は、2021年のヤクルト投手陣のホークアイデータを一部抜粋したもの。
注目するべきは、今季主に7回を任されたセットアッパーの今野投手。球速こそ145.8㎞/hと平均的であるものの、回転数は2349と、クローザーのマクガフに引けをとらない数字です。
テレビ画面でも確認できる「ノビのある球」の正体は回転数に表れているといえるでしょう。
強打者・巧打者を分析する
以上は、2021年のヤクルト打者のホークアイデータ。
主軸を打った村上のハードヒット率は脅威の48.4%。バットに当たったらほぼ半数が時速153km/h超えのパワーヒッターということになります。
今季主に2番や6番を打った中村はハードヒット率こそ低いものの、スウィートスポット率が31.4%。ヒットになりやすい打球を量産したといえるでしょう。
野球観戦に革命を!
ホークアイは野球を様々なデータや角度から分析できる画期的なアイテムです。
ホークアイを活用して、野球観戦がますます楽しくなります!
脚注
2021/11/16