11/05 パーフェクトスチールMURAKAMI 村上が忍者ピノになる ヤクルト7-8阪神 @甲子園

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2020/11/05 ヤクルト7-8阪神 @阪神甲子園球場 第24回戦 10勝13敗1分 18,585人 村上がパーフェクトスチール決める。まるでピノのよう。金久保は勝ち星掴めずも、収穫あり

スコア

ヤクルト 430 000 000 R7 H8 E0

阪神  101 510 00x R8 H13 E2

勝:ガンケル S:岩崎 負:星知弥(0勝1敗)

本塁打

ヤクルト:なし

阪神:梅野

バッテリー

ヤクルト:金久保優斗大下佑馬、星知弥、大西広樹寺島成輝嶋基弘西田明央

阪神:西、馬場、谷川、ガンケル、岩貞、エドワーズ、岩崎‐梅野

寸評

パーフェクトスチールMURAKAMI

ツバメの主砲が忍者に姿を変えた。

2回表、二死走者なしからライト前ヒットで出塁すると、すかさず二塁へ盗塁。これが今季9個目の盗塁となった。5番の宮本が四球で出塁して二死一・二塁とするとバッテリーの隙をついてダブルスチールを敢行。これが今季10個目の盗塁。仕上げは二死二・三塁からなんとまたしてもダブルスチールを敢行。バッテリーが二塁走者に気を取られている間に村上がホームを陥れる。記録はホームスチールとなり、僅かの時間に5つもの盗塁を記録した。

ヒットから二盗→三盗→本盗と決めるのは「パーフェクトスチール」と呼ばれるそう。この記録は、1979年島田誠さん(日本ハム)以来41年ぶりの珍記録。セリーグではなんと1953年以来67年ぶり3度目となる珍記録となった。ホームスチールだけでも滅多に見られないのに、パーフェクトスチールとなってはなおさらだ。この珍記録に名将がついていたことにも驚きだが・・・

次の塁を攻めて相手バッテリーをかく乱するのは、往年の野球ゲーム『ファミスタ』のピノのよう。ファンタジーのキャラクターのような動きだった。

足を絡めた攻撃は、まさに高津監督のやりたかった野球ではないか。シーズンの序盤には足を絡めた攻撃で先の塁を陥れたが、チーム内の足のスペシャリストである山田哲人の不調、渡邉大樹の負傷離脱により、足を絡めた動きは鈍化していた。

この日は、打線の要である村上による走り攻めで相手バッテリーをかく乱した。バッティング以外にも、走力にも定評ある村上だが、来シーズンのトリプルスリーもあるのではないかと期待してしまうような見事な盗塁だった。

なお、村上は第1打席にもタイムリーヒットを放っている。打点王は残り4試合で7点差と厳しい情勢だが、残り少ない機会で果敢に振っていってもらいたい。

金久保は大量援護を守れず…クイックに課題か

2試合目の先発登板となった金久保は、序盤の7得点を活かせず、4回途中で降板となった。

初回は持ち味の速球と追い込んでからのスライダーが冴え、1点を失ったものの堅調にアウトを積み重ねていく。しかし、ランナーを出してからの制球にばらつきがあった。球速が自己最速の152km/hを計測する一方で、逆球が高めに浮き、集中打を食らってしまった。

これまでの登板は、ランナーを許さず、クイックで投球する機会も少なかった。クイックでの投球は、来年以降活躍するための大きな課題となるだろう。

大西がリリーフで好投

先日、戸田球場でのイースタンリーグ最終戦で完投勝利をマークした大西が登板。地元甲子園での凱旋登板となった。

1点ビハインドの6回から2イニングを投げ、2奪三振を含む2回無失点の好投。流れを引き寄せるような好リリーフだった。

アマチュア時代に勝ちを積み重ねて、先発での勝ち方を知っているような投手で、個人的には是非先発での起用を増やしてもらいたい投手である。この投手も、金久保と共に来年の飛躍が楽しみな投手だ。

外部リンク

https://www.yakult-swallows.co.jp/game/stats/2020110502

公示

登録

大西広樹

抹消

石川雅規

予告先発

2020/11/06 対中日 @ナゴヤドーム

ヤクルト:高橋奎二

中日:吉見

高橋奎二が久々登板!ファームでは直近2試合で好投

脚注

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2020/11/05

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