2020/08/18 ヤクルト3-8巨人 @中日 第10回戦 3勝5敗2分 4,926人 先発高橋が立ち上がりに躓いて流れを掴めず、連勝ストップ…
目次
スコア
中日 220 011 020 R8 H13 E0
ヤクルト 030 000 000 R3 H6 E1
勝:小笠原 負:高橋奎二(1勝2敗)
本塁打
ヤクルト:なし
中日:福田、阿部、アルモンテ
バッテリー
ヤクルト:高橋奎二(2回4失点)、今野龍太、中尾輝、マクガフ、大下佑馬‐西田明央
中日:小笠原、祖父江、福、Rマルティネス‐郡司
寸評
力みすぎ、期待外れの内容。学習の連続
火曜日の大事な先発を任された高橋奎二は立ち上がりから躓き、流れを呼び込めなかった。
先頭の大島をヒットで出すが、得意の牽制球でアウトに仕留めるなど幸先良い出だしに思えた。しかし、肝心の投球はボール球を連発して、満塁から押し出しのフォアボールを与えるなど苦しい内容で、初回に2失点。
切り替えて2回の投球といきたいところだったが、またしても制球を乱してしまい、3番福田に甘くはいったストレートを完璧に捉えられ、4失点。リリーフ投手を温存したい火曜日の先発マウンドだったが、高津監督の我慢も限界。2回裏の打席で代打を送られてプロ最短KOとなった。
ストレートの威力は十分、変化球も綺麗に決まれば打たれるものではないが、全く思い通りにいかない。捕手の西田も常に真ん中近辺に構えて楽に投げさせてやろう、という心配りがあったのだが、結果には結びつかなかった。
降板後、高津監督から長時間お説教を食らうシーンがカメラに捉えられた。制球難は技術の問題なのか、精神的な問題なのか、話の内容が気になるところ。未来のエースは苦境に立たされている。
個人的に参考にしてもらいたいのは、対戦相手の小笠原。同い年で甲子園優勝経験のある左腕という共通項を持つ両者だが、緩急差で低めを丁寧につき、どこか大人びた内容の投球に見えた。お互いライバル意識が強い両者だろうが、どうにか相手の良いところは参考にしてほしいところだ。
綱渡りの投手継投
先発投手が早々に降板し、後を託されたリリーフ陣だったが、全体的にぴりっとしなかった。
2番手今野は今季4試合目の登板。中日戦では開幕戦で敗戦投手になった苦い思い出があるが、再三ランナーを背負いながらも3三振を奪うなど、得点を許さなかった。140キロ後半の速球で安定してストライクを取れて、カットボールなど変化球も巧みに操っていた。ロングリリーフでの登板が期待されるが、今野の台頭で戦術の幅も大きく広がってくるだろう。
一方で誤算だったのが3番手中尾と5番手大下。両者とも2回2失点の内容で、相手に寄ったゲームの流れを止められなかった。勝ちパターンへ繋ぐ役割の両者だが、この内容では信頼を得るのは難しいだろう。どこか消化試合のような雰囲気で淡々とイニングを消化しているようにも見えてしまう。
4番手マクガフは1イニングを投げ、下位打線相手ながら3者連続三振の快投。ここ最近は打ち込まれる場面の多い助っ人右腕だが、この日は復調の予感をさせてくれた。
エスコバーが復帰、攻守に存在アピール
エスコバーが2試合ぶりにスタメン復帰、バットと守備で好プレーを連発し、存在感をアピールした。
自打球の影響で1試合欠場していたエスコバーだが、この日は7番ショートでスタメン復帰。4点を追う2回一死二、三塁で甘く入った球をフルスイング。打球はセンターの頭を超えて追撃の2点タイムリー二塁打となった。
守備でも好プレーを連発し、ナインを大いに奮起させたが、この日は勝利に結びつかなかった。夏場でへばり気味のナインを活気づかせるエスコバーのプレーに明日以降も注目だ。
主砲村上、首位打者到着
4番村上が4打数2安打でシーズン通算打率.3352(176打数59安打)に到達し、DeNA佐野を2毛差でかわして首位打者に躍り出た。
昨シーズンから低打率を指摘されることの多かった主砲だが、今シーズンは打率、本塁打、打点ともに好成績をマークし、まさに非の打ち所がない存在となっている。
ただ、チームは敗戦したこともあってこの日は少し苛々したシーンも見られた。8回の第4打席ではインハイに厳しい球を投じられ、相手投手を睨みつける場面も。結果的にこの打席は三振に終わってしまったが、劣勢においても戦う姿勢を崩さなかった。
明日以降は村上のバットもチームもスマイルになれるような展開を期待したい。
外部リンク
https://www.yakult-swallows.co.jp/game/result/2020081802
公示
登録
高橋奎二
抹消
なし
予告先発
2020/08/19 対中日 @神宮
ヤクルト:原樹理(3試合 2勝1敗 防御率3.75)
中日:福谷
ファーム試合結果
ヤクルト5-4埼玉西武@戸田球場
石川雅規が先発し、5回を3失点(自責2)。五十嵐、近藤がリリーフで1イニングを無失点。1軍昇格なるか。内山太嗣が決勝打でアピール
2年目育成捕手・内山太嗣が値千金の勝ち越し打。バットでアピール pic.twitter.com/G7ntV0Nt9c
— ツバメinfo2 (@tsubame_info_2) August 18, 2020
https://www.yakult-swallows.co.jp/news/detail/24894
脚注
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2020/08/18
yoshi-kky