移籍組の中継ぎ投手が好調!長谷川宙輝と今野龍太がツバメの救世主になる?

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移籍一年目の長谷川宙輝と今野龍太が対外試合で躍動!

再度延期された開幕に見据えて調整を続ける中、共に今年パリーグから移籍してきた移籍してきた二人の投手が躍動しています。

まずはソフトバンクの育成契約を更新せず、ヤクルトと支配下契約を結んだ長谷川宙輝(背番号90)。東京都・聖徳学園高校では甲子園出場こそなかったものの、プロからもポテンシャルを高く評価されており、ソフトバンクから育成2位で指名されます。ソフトバンクでも「左の千賀」と称されるほど評価が高かった。ヤクルトは長谷川曰く「少年時代はスワローズファンクラブに入っていた。青木選手は小さい頃からの憧れ」と語るほどの思いを寄せています。また、ヤクルトには同じく元ソフトバンクの左腕・山田大樹が活躍していることもあり、ヤクルトファンの長谷川への期待は相当に高いものでした。そしてキャンプでその剛腕がベールを脱ぐと、左腕から150km/hを超える剛速球で並み居る強打者を力でねじ伏せる。練習試合でも2試合に登板し、共に無失点と依然好調で、今すぐにでも開幕を一軍で迎えられる状態です。

そしてもう一人の移籍投手が楽天を自由契約になり、ヤクルトに移籍した今野龍太(背番号69)。宮城県の公立校岩出山高校から2013年ドラフト9位で入団した右腕は、楽天時代は怪我の影響もあり実力を十分に発揮できず、プロ6年目の2019年に1勝目をあげるも、一軍での登板数はわずか15に終わりました。そんな今野ですが、一軍のキャンプを生き残ると、オープン戦で中継ぎとして防御率2.45の好成績を残し、開幕一軍にアピールを続けています。当初はビハインド要因での起用が想定されますが、好投が続くと勝ちパターンでの起用も十分に考えられます。

2019年シーズンもブルペン陣が振るわなかったヤクルトですが、いずれも移籍一年目での活躍が期待される両投手に期待しましょう!

中継ぎ陣の充実が優勝への必須条件

ヤクルトが優勝した2015年投手は、打撃三冠を独占した山田哲人川端慎吾、畠山和洋の活躍が目立ちましたが、41セーブを挙げたクローザーのバーネット、33ホールドを挙げたセットアッパーのオンドルセクをはじめ、23ホールドのロマン、22ホールドの秋吉亮、その他にも久古健太郎や松岡健一など、リリーフ陣の奮闘が団子状態になっていたリーグを制覇に導いた大きな要因でもあります。

優勝から5年が過ぎた2020年、あの時ブルペンを任されていた高津投手コーチが新しく一軍監督に就任しました。今季も圧倒的に抜きんでた戦力がいないというセリーグの状況ですが、先の長谷川・今野両投手の活躍でリリーフ陣を強化し、下馬評を覆しての優勝も夢ではないでしょう。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200326-00223183-baseballk-base
2020年3月26日更新
執筆者:yoshi-kky