【選手名鑑】エスコバー/ヤクルト-メジャーゴールドグラブの守備型外国人選手。愛称「エスキー」-

エスコバー
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ツバメinfoの選手名鑑。エスコバーは東京ヤクルトスワローズの内野手。主に遊撃手として活躍している。メジャーでゴールドグラブを獲得した実績のある、守備が自慢の遊撃手。愛称は「エスキー」。右投右打。

基本情報

選手名:アルシデス・エスコバー(Alcides Escobar)
利き手:投打
ポジション:
生年月日:1986年12月16日(33歳)
年数:1年目(MLB通算11年)
出身地:ベネズエラ
来歴:ミルウォーキー・ブルワーズ‐カンザスシティ・ロイヤルズ‐シカゴ・ホワイトソックス3A‐東京ヤクルトスワローズ(2020-)
身長体重(公称):185cm88kg

推定年俸

80万ドル(8720万円・単年契約)

背番号

2(2020-)

成績

MLB通算

1437試合 .258(5307-1367) 41本 442打点 出塁率.293 OPS.636

獲得タイトル

ゴールドグラブ(2015年・アメリカンリーグ遊撃手)

リーグチャンピオンシップシリーズ最優秀選手賞(2015年)

MLBオールスターゲーム出場(2015年)

登場曲

「Safaer」Bad Bunny x Jowell & Randy x Ñengo Flow

寸評

2020年1月31日、入団会見で質問に答えるエスコバー(公式サイトフォトギャラリーより引用)
2020年1月31日、入団会見で質問に答えるエスコバー(公式サイトフォトギャラリーより引用)

アメリカンリーグでゴールドグラブを獲得した実績のある、守備が自慢の遊撃手。打撃成績はそこそこだが、フリースインガーで四球が少なく、打率の割に安打数は多い印象。日本の投手の攻めにどこまで順応できるか。

2014年には当時ロイヤルズの 青木宣親 と1,2番コンビを組んでいた。

2015年には遊撃手のレギュラーとしてワールドシリーズ制覇を経験しているが、同年は日本でもヤクルトがリーグ優勝をした年である。どこか縁めいたものを感じてしまう。

背番号はロイヤルズ時代の2011年から8年間着用した「2」。DeNAのエドウィン・エスコバーとは従兄弟関係。チームメイトやファンからの愛称は「エスキー」。

ゴールドグラブの実力

ゴールドグラブを格闘するほどの実力を持つ守備について、「確実に捕球し、確実にアウトをとることが信条」と話す。

「走攻守すべてでチームを引っ張っていきたい」と話す。走力を活かした広い守備範囲と、適格なスローイングと強肩、大胆なポジショニングはどれをとっても一級品で、日本で見るのが非常に楽しみなプレイヤーだ。

日本の調整に戸惑い

開幕直前のキャンプ時には、従兄弟のエドウィン・エスコバー(DeNA)から日本野球の情報を収集した。春季キャンプは米国よりも早い時期での調整であったため、体がうまくついていかなったという。

6月からはじまった練習試合では、6試合連続ノーヒット。守備でもらしくないプレーが目立ってしまったが、これだけの実績を持つ選手だから、本番が始まってしまえば杞憂に終わらせてくれるだろう。

コロナの影響で米国の家族と会えない寂しさは、家族とのビデオ通話や自宅に購入したカラオケセットで紛らわせているという。ただのカラオケセットではなく、マイクやスピーカーに加えてミラーボールまで設置したという。

難しい状況の中で、メンタルを強く持つことが大事であるとエスコバーは説いているが、いつかファンの前でも歌声を披露してもらいたいところだ。

球歴

アメリカ時代

2003年7月9日に、アマチュアFAでミルウォーキー・ブルワーズと契約。

2010年はレギュラー遊撃手として定着し、145試合に出場。同年オフにトレードでカンザスシティ・ロイヤルズに移籍。

2011年もレギュラーとして定着し、2012年から2015年まで4年総額1050万ドル(約10億円)の契約を結ぶ。

2014年にはレギュラーシーズンとポストシーズン全試合に出場し、31盗塁を記録するなど、チームのワールドシリーズ出場に大きく貢献したが、惜しくもワールドシリーズ制覇とはならなかった。

2015年も開幕から不動の遊撃手として定着し、前年果たせなかったワールドシリーズ制覇を達成した。ワールドシリーズでは先頭打者ランニング本塁打を記録。

同年オフにロイヤルズとの契約を延長し、2018年までプレーした。2018年オフにFAとなり、2019年はオリオールズ、ホワイトソックスとマイナー契約を結ぶも、メジャー昇格はならなかった。

NPB時代

2019年オフ、西浦直亨 の故障で遊撃手を固定できなかったヤクルトが獲得を発表した。年俸は80万ドル(約8720万円)の単年契約で、背番号はロイヤルズ時代と同じ「2」。

練習試合、オープン戦では連日スタメンの遊撃手として起用されていたが、日本の投手に適応できず、安打が出ない日々が続く。三塁手としての起用が想定される西浦とのポジション争いが予想されるが、走攻守揃った活躍で、メジャーの実力を見せてほしいところ。

応援歌♪

歌詞

(ここまで飛ばせよエスキー ホームランホームランエスキー)

新たな風吹かし 栄光掴むんだ

みなぎる熱い闘志 さあ共に闘おう

「ゴーゴーレッツゴー!エスキー!」

MIDI

コメント

上記外国人汎用の前奏にベネズエラ国歌の一部が演奏される。

この前奏が使用された主な選手は「ペタジーニ」「ラミレス」「リベロ」「エスコバー」

プロスピA評価

NPBでの実績がなく、MLBでも打撃成績はそれほどだったため、能力は控えめ。称号でミート型にすることは可能。

守備力が売りの選手だが、捕球が低い(E48)なのでエラーが多くなるかもしれない。

プロスピA-エスコバー
プロスピA-エスコバー
プロスピA-エスコバー
プロスピA-エスコバー

外部リンク

https://npb.jp/bis/players/33335151.html(NPB)

https://www.yakult-swallows.co.jp/players/detail/900155(ヤクルト公式)

http://tsubamegundan.com/information.html (応援歌一覧。全国ツバメ軍団公式)

https://www.yakult-swallows.co.jp/photo (ヤクルト公式フォトギャラリー)

脚注

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2020年6月14日更新
執筆者:yoshi-kky