【選手名鑑】太田賢吾-令和初安打を記録したツバメの未来を担うユーティリティプレイヤー

太田賢吾
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ツバメinfoの選手名鑑特集。太田賢吾は東京ヤクルトスワローズの内野手。主に内野のユーティリティとして活躍している。日本ハムからトレード移籍した2019年は主に1番打者として活躍。年俸も倍増の1,700万円となった。5月1日では「令和初安打」もマーク。苗字は「大田」ではなく「太田」。右投左打。

基本情報

選手名:太田 賢吾(おおた けんご)
利き手:右投左打
ポジション:内野手(二塁、三塁、遊撃、一塁)
生年月日:1997年1月19日
年数:6年目
出身地:埼玉県川越市
来歴:川越工業高校-日本ハム(14年-18年)-ヤクルト(19年-)
身長体重(公称):186㎝85㎏

推定年俸

1,700万円(単年契約)

背番号

65(2014-2018)
46(2019-)

登場曲

「Rewrite The Stars」James Arthur, Anne-Marie, Matthew Brind

成績

2019年

90試合 .251(303-76) 3本 27打点 0盗塁 出塁率.307 長打率.330 OPS.637

通算

184試合 .230(421-97) 4本 76打点 0盗塁 出塁率.279 長打率.314 OPS.593

獲得タイトル

なし

寸評

太田賢吾-2019年4月9日、マツダスタジアムにて。(公式フォトギャラリーより引用)
太田賢吾-2019年4月9日、マツダスタジアムにて。(公式フォトギャラリーより引用)

チーム事情で内野全ポジションをこなすユーティリティプレイヤー。日本ハムからトレード移籍した2019年は、開幕早々に負傷離脱した坂口の代わりに1番バッターを務めるなど、自己最多の90試合に出場し、シーズン最終戦ではサヨナラ安打も記録し、苦しいチーム状況にあって将来の明るい材料となった。

日本ハムではチーム事情から二塁を守ることが多かったが、ヤクルトに移籍してからは村上が一塁に専念した後の三塁を守ることが多かった。今季も与えられたポジションで役割をまっとうしてくれるだろう。

プロ入り当初は72㎏と細身だった体格も、85㎏までサイズアップ。19年オフに結婚した奥さんのサポートを受けながら、打撃面でのパワーアップを目指す。

打撃フォームは、チームの先輩・川端慎吾 のような間合いでタイミングをとる。打撃フォームと同様、卓越したバットコントロールもコピーし、安打を量産したい。

令和初安打を記録

2019年シーズンは開幕に1番・一塁を務めていた坂口智隆が阪神の左投手から手首に死球をぶつけられていきなり負傷離脱するなど、暗雲がたちこめていたが、それを救うように1番打者として定着したのが太田賢吾だった。坂口智隆が守っていた一塁は村上宗隆が務め、1番打者は太田賢吾が務めるようになる。

迎えた5月1日、元号が令和に改められた最初の試合となった横浜スタジアムでのDeNA戦では14時開始のゲームで1番スタメン出場し、先頭打者安打を放った。

他に14時開始で開始していた試合として東京ドームで行われた巨人対中日があったが、太田のヒットが令和初のプロ野球公式戦でのヒットということになった。ちなみに、令和初の本塁打は東京ドームで巨人の坂本勇人が記録した。

地味な記録かもしれないが、開幕から1番出場を続けてきた太田にとっては勲章といってもいいのではないだろうか。

2019年オフに北海道時代からの遠距離恋愛を実らせ、ゴールイン

移籍1年目は倍増の1,700万円の評価を受けるなど、飛躍のシーズンとなった太田賢吾だが、同年オフに入籍を発表した。お相手は、北海道出身で足立梨花さん似の一般女性とのこと。日本ハム在籍時代から遠距離恋愛を実らせた格好となり、更なる飛躍が求められる。

1月から都内で新生活をスタートさせているそうだ。

https://www.sanspo.com/baseball/news/20191228/swa19122805030003-n1.html

球歴

川越工業高校時代は1年秋から遊撃手のレギュラーとして試合に出場。強豪ひしめく埼玉県の野球界において、公立校の川越工業高校で甲子園出場の経験はなく、全国的なスカウトは低かった。しかし、抜群の身体能力と、細身ながら186㎝の長身が日本ハムスカウトの目にとまり、14年ドラフト8位で日本ハムに入団する。

バッティングに課題がありながら、強肩から繰り出されるスローイングには定評があり、守備は即戦力レベルと期待された。

プロ1年目の2015年からイースタンリーグで93試合に出場するなど、多くの経験を積むと、3年目の2017年に一軍デビュー。

4年目の2018年は主に二塁手の守備固めとして起用され、54試合に出場。同年オフに高梨裕稔 とともにヤクルトへトレード移籍(交換相手は秋吉亮・谷内亮太)。一軍出場経験の多い投手同士のバーターのような扱いでの移籍に見えてしまうが、プロスペクト選手として将来的な台頭を期待される一方で、シーズン開幕から1番・三塁でスタメン出場の機会が増えるなど、活躍した。共に移籍してきた2016年新人王男・高梨裕稔をさしおいて、トレードが成功だと思わせてくれるような活躍を見せた。

応援歌♪

歌詞

勝利を信じる声が こだまするこの地で
今光る君の一打 快音を響かせて
「かっとばせ!おおた!」

MIDI

コメント

2020年から導入された新応援歌は、今浪隆博の流用。

今浪は太田と同じく日本ハムからヤクルトにトレード移籍した左打のユーティリティプレイヤー。有り余る野球センスを感じさせながら、持病の甲状腺機能低下症(橋本病)の影響で、残念ながらプロで長い活躍が出来なかった。

応援歌とともに今浪の魂を受け継ぎ、グラウンドで快音を響かせてほしい。

ちなみに、日本ハムから移籍してきた内野手は今浪の他に、城石憲之(09年引退)、川島慶三(現ソフトバンク)らがいる。

プロスピA評価

レギュラー格として登場しているが、打撃成績の影響で、能力が物足りない。

2020年シーズンは、昨シーズンの76安打を上回る100安打を目指して打撃改善に注目だ。

太田賢吾-プロスピA
太田賢吾-プロスピA
太田賢吾-プロスピA
太田賢吾-プロスピA

外部リンク

http://npb.jp/bis/players/81385130.html (NPB)

https://www.yakult-swallows.co.jp/players/detail/1400124 (ヤクルト公式)

http://tsubamegundan.com/information.html (応援歌一覧。全国ツバメ軍団公式)

https://www.yakult-swallows.co.jp/photo (公式フォトギャラリー)

脚注

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2020年5月30日更新
執筆者:yoshi-kky