ヤクルトのガブリエル・イノーア投手が12日、退団した。同日にNPBより公示された。イノーアのここまでの登板と、思い出を振りかえっていこう。
【自由契約選手公示(10/12)】
— 日本野球機構(NPB) (@npb) October 12, 2020
東京ヤクルトスワローズ 投手 25 G.イノーアhttps://t.co/l0ocus0TPX#NPB
目次
イノーアが退団
ヤクルトのイノーアが退団した。
イノーアは先発6試合、リリーフ3試合に登板して0勝3敗、防御率10.13という成績だった。
開幕前の練習試合では好投を見せ、先発ローテの柱と期待されたイノーア。シーズン入りすると序盤から打ち込まれる展開が続き、7月28日の阪神戦では2回7失点と打ち込まれて降板。チームはその後20失点を喫するなど、今年の投手陣崩壊ぶりを象徴するような打ち込まれ方だった。
1か月のファーム調整を経て、リリーフとして戻ってきた。9月1日の阪神戦では登板して最初の打者にサヨナラ本塁打を打たれるなどスピードノックアウト。結局リリーフでも3試合に登板して2回を3失点と散々の成績。
2度目のファーム降格後では2軍の選手も抑えられない惨状で、異例のシーズン途中での自由契約となった。イノーアは既に米国に帰国済みという。
イノーアは球団広報を通じてファンやチームメイトへの感謝の気持ちを述べた。
サンスポ:ヤクルト・イノーアが退団「感謝いたします」 すでに帰国 https://www.sanspo.com/baseball/news/20201012/swa20101211520002-n1.html
ヤクルト公式選手名鑑: https://www.yakult-swallows.co.jp/players/detail/1900137
イノーアの思い出
最後の方はネタ外国人として笑いのタネにするしかなかったイノーアだが、良い思い出もあった。イノーアの思い出を振り返ろう。
練習試合で好投
6月9日の日本ハムとの練習試合では、6回を無失点という快投。開幕寸前の時期にアピールし、ファンを大いに期待させた。
イノーア‐井野バッテリー
井野卓とバッテリーを組み、イノーア‐井野バッテリーが誕生した。5回1失点と勝ち投手の権利を持ってマウンドを降りるも、リリーフが失点して初勝利とはならなかった。打たれてしまった長谷川宙輝を慰めるなど心優しい一面が話題になった。
2回7失点KO。チームは20失点
20失点とフルボッコ状態だった試合も、火種を作ったのはイノーアだった。この日は宮本丈のホームランが印象的だった。あと、ライトスタンドで観戦してたときにボーアの打球すごいなーっておもってた
ひとつもアウトとれずにサヨナラ被弾
出会って3秒即被弾。ファームで数試合リリーフ調整して急増だった感のあったイノーアだが、勝ちパターンが小刻みに繋いできたバトンをひとりでぶち壊した。
勝ち試合でもしっかり被弾
8回1失点と好投を見せた小川泰弘の後を1イニングだけ投げたのだが、楽な展開でもしっかり被弾ノルマを達成した。メジャー時代は「4番打者だけは何故か抑える」という触れ込みがあったのだが、4番のビシエドに被弾。結局、これが一軍での最後の登板になってしまった。
おわりに
自分の中では奮起を促して、色々ネタにしていったつもりですが、結局活躍できないまま退団。
ヒゲを蓄えた風貌は迫力があったし、練習試合での好投をいつか見せてくれるものと期待していたが、叶わなかった。
母国での活躍を期待しております。
脚注
2020/10/12
yoshi-kky
クックもクビでしょうね。