20年ぶり日本一に沸いた2021年の東京ヤクルトスワローズ。いつもより短いオフシーズンも束の間、チームは新たに2022年シーズンを迎えようとしています。
29年ぶりのセリーグ連覇、そして球団初の2年連続日本一へ向けて、2022年シーズン注目の若手選手をピックアップします!
目次
2022年期待の若手選手
2021年の日本一を達成したのは、奥川恭伸ら若手選手の活躍が目立ちました。
2022年のシーズンを戦うためにも、新戦力の台頭は欠かせないところ。
期待の若手選手を何名かピックアップします!
奥川泰伸−世代ナンバーワン右腕
若手の枠を飛び越え、ポストシーズンではチームのエースとしても活躍した奥川恭伸投手。
プロ2年目の2021年は中10日ローテながら、9勝をあげる活躍。
クライマックスシリーズでは巨人打線を完封し、日本シリーズでは球界のエース・山本由伸投手相手に7回1失点と内容では上回るピッチングを披露しました(結果は勝ち負けつかず)。
投球回は105回と、規定投球回には届きませんでしたが、2022年は中6日ローテで初の規定投球回、初の2桁勝利、初の投手タイトル獲得と期待に歯止めがかかりません。
2021年成績:18試合 9勝4敗 105.0回 防御率3.26
クライマックスシリーズMVP、新人特別賞
金久保優斗–大卒ドラ1と競争
奥川と同じく注目の投手が高卒5年目を迎える金久保優斗投手。
プロ入り当初はトミージョン手術を経験するなど故障に苦しみますが、4年目の2021年に才能の片鱗を見せる。
4月14日にプロ初勝利をマークすると、持ち味の強いストレートなどを活かしてシーズンで4勝をマーク。
シーズン途中に故障で離脱するも、クライマックスシリーズでは緊急登板ながらも好リリーフで存在感を発揮。
5年目を迎える今季は奥川と同じく、フルシーズンでの活躍が期待できます。
2021年成績:10試合4勝1敗 42.2回 防御率2.74
投手の注目選手
高卒7年目を迎える高橋奎二投手は板野友美さんとの結婚を機に大ブレイク。
日本シリーズでは完封勝利をあげて優秀賞選手に輝くなどド派手な活躍をしましたが、シーズンでは4勝止まり。中堅の年齢にもなる2022年はエースとしてフル回転を期待しましょう。
ルーキーイヤーはプロの壁や怪我にも苦しんだ木澤尚文、山野太一といった若手選手の復活にも注目。
育成選手では、フェニックスリーグで完封をマークした下慎之介らの台頭にも期待です。
濱田太貴–未完の大器
2021年シーズンイン直前、オープン戦で話題の中心にいたのが濱田。
3本塁打8打点とチームの主砲を差し置いて大暴れをするも、シーズン直前にコンディション不良で離脱。そのままシーズンを棒に振ってしまいました。
持ち味の長打力は、今年も臨時コーチで帯同が決まった古田敦也さんも舌を巻くほど。
フェニックスリーグで実戦復帰し、2022年シーズンは万全のコンディションで持ち前の打撃センスを見せてくれるでしょう。
内山壮真|次世代の正捕手候補
フレッシュオールスターでホームランを放ってMVPを獲得するなど、高卒ルーキー離れした活躍。
高卒1年目はファームで8本塁打をマークするなど非凡なバッティングセンスを披露。
まずは古賀優大との2番手捕手争いを制するべく、挑戦に期待です。
野手の注目選手|ショート争い!
野手のポジション争いが最も加熱しているのは遊撃手。2021年は大卒ルーキーの元山飛優が97試合に出場し、レギュラー奪取への期待がかかります。
元山を脅かすのが3年目を迎える長岡秀樹と武岡龍世でしょう。
イースタンリーグで打撃タイトルを獲得した太田賢吾、奥村展征らの台頭にも期待です。
連覇へ!
前回優勝をした2015年の翌年、2016年は5位という結果。2017年は屈辱の96敗で最下位と、黄金期の実現とはなりませんでした。
安定した戦力を実現するため、2022年の高津ヤクルトの戦いに注目しましょう!
脚注
2022/1/10