【ヤクルト】絶対大丈夫の本心とは?優勝果たした高津監督の思い

絶対大丈夫
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10月26日、敵地横浜スタジアムで歓喜の胴上げを実現させた高津監督。ヤクルトナイン、そしてヤクルトファンの胸には「絶対大丈夫」という言葉が刻まれていました。ヤクルトを優勝へと押し上げた「絶対大丈夫」にはどんな意味が込められていたのか?考察してみました。

絶対大丈夫!

絶対大丈夫
「絶対大丈夫」タオル

9月7日、東京オリンピックの影響による長いロードの最中の試合前(甲子園)にチームミーティングが開かれました。

チームは前週を1勝4敗1分と苦しい状況、シーズン終盤に向けてチームは踏ん張りどころで高津監督が檄を飛ばしました。

この時に高津監督が発した「絶対大丈夫」の言葉はヤクルトナインだけでなく、ヤクルトファンの胸にも響きました。

今思い返すと、ヤクルト優勝への道のりは「絶対大丈夫」の言葉が背景にあったのではないか、という気がしてなりません。

絶対大丈夫の本心とは?

「絶対大丈夫」の言葉には前置きがあります。

「君たちが自分のことをしっかり理解して、君たちがチームメイトを理解して、絶対に崩れない。自分のことを理解して、周りを信じて、一枚岩で行ったら崩れることはない。絶対大丈夫」(動画より一部抜粋)

どれだけ手を尽くしても勝敗は時の運。人事を尽くして天命を待たなければいけない。

重要なのは、「そこまでの準備をやっていけたか」ということ。

チームが一丸となり、個々も自分の力を信じていたからこそ、絶対大丈夫という言葉がヤクルトナインに届いたのでしょう。

「絶対大丈夫」というのは単なる気休めや魔法の言葉ではなく、自分たちがやってきたことへの自信、仲間への信頼を再認識させる呪文のおまじないのようなものだったのではないかという気がします。

高津監督の思いとは?

高津監督は言葉を大事にする人です。

「絶対大丈夫」という言葉を強いメッセージにすることで、言葉が無形の力を持ちました。

その力はナインだけでなく、ファンの心も一つにした、魔法の言葉として強く印象に残ることでしょう。

10月24日、マジックを3にして迎えた試合の前には「腹くくっていったれ」の文字が。

言葉を大事にする高津監督ならではの一幕でした。

絶対大丈夫グッズ

絶対大丈夫
好評につき完売となっていた絶対大丈夫グッズ

ヤクルト公式ネットショップ

公式ショップには「絶対大丈夫グッズ」が販売されていました。

達筆で知られる高津監督が書いたと思われる「絶対大丈夫」の字がプリントされたシンプルなデザインです。

試合中継の際にはヤクルトファンが「絶対大丈夫タオル」を掲げるなどの光景も目立っていましたね。

公式オンラインショップの「絶対大丈夫」グッズラインナップ

ラインナップとしては、タオルの他に、「絶対大丈夫Tシャツ」や「絶対大丈夫シール」など。

これらの絶対大丈夫のワードが球場を彩る様子もテレビに映し出され、選手やファンの気持ちを鼓舞しました。

なお、受注販売となっており、現在は販売されていないようです。

流行語大賞?

今季のヤクルト優勝を象徴する言葉となった「絶対大丈夫」。

このままヤクルトが日本シリーズまで制覇することになれば、絶対大丈夫の言葉は流行語にも選ばれるのではないでしょうか。

ちなみに、フリーアナウンサーの山中秀樹アナも「絶対大丈夫」が流行語大賞の有力候補と熱弁しています。

東京オリンピックで日本の野球代表が金メダルを獲得した年、ヤクルトも日本の頂点に立てるでしょうか。

脚注

2021/10/28