【現地レポート】満員の野球場が帰ってきた!京セラドーム大阪で熱狂のヤクルトファン|24年ぶり開幕3タテ!

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ついに2022年シーズンが開幕!連覇をかけて挑むヤクルトは、敵地京セラドームで昨年の開幕カードに本拠地・神宮で開幕3タテを喫した阪神相手にリベンジに挑みました。3年ぶりに戻ってきた超満員のスタジアム、現地の様子をレポートします。

2022年ペナントレースが開幕!

入場制限が撤廃された満員になった京セラドーム大阪

過去2年間はコロナ禍で入場制限が課されている中でしたが、この日は3年ぶりに入場制限が撤廃。超満員のスタジアムが戻ってきました!

現地レポート

開幕戦の舞台となった京セラドーム大阪

開幕戦の舞台は2019年以来となる京セラドーム大阪。本来は甲子園球場を本拠地とする阪神ですが、センバツ大会開催中のため京セラドーム大阪での開催となっています。

2022年3月25日、福家球審からプレーボールの宣言がされると、阪神開幕投手の藤浪晋太郎の放った156km/hのストレートがストライクとコール。

35,510人の大観衆(そのうち大多数が阪神ファン)は待ち侘びていた、とばかりに大歓声が京セラドーム大阪を包みました。

試合は進み、ヤクルト開幕投手が3回4失点の大乱調。最大7点ビハインドの中ヤクルトファンは諦めモードに包まれる。

しかし、ここで終わらないのが昨年覇者。7回に売り出し中の濱田がソロホームランを放つと、8回にはサンタナが2ランホームランを放って1点差に詰め寄ります。

そして、9回にはサンタナの2打席連発となるホームランで勝負あり。

天敵を撃破したヤクルト打線を前に、レフトスタンドの一部に押し込められたヤクルトファンは歓喜の渦に包まれました。

忘れていた大歓声

阪神のホームゲームということもあって、現地の観客の大部分は阪神ファン。阪神が得点すると大歓声が起こる。

特に、開幕1戦目は阪神打線の猛攻もあり、現地の阪神ファンは大喜び。「現地の大歓声」っていうのはコロナ禍で忘れていた感覚なんですが、耳をつく歓声っていうのは心地よくて、心がゾワゾワする感覚になりました。

ただ、試合展開はその後、ヤクルトペース一辺倒に。ヤクルト投手陣は1戦目の5回裏から阪神打線をシャットアウト。連日3万人近くが詰めかけた京セラドーム大阪の阪神ファンの大歓声が聞こえることはありませんでした。

現地の写真

京セラドーム大阪のビジター席は外野の2階席に。オリックス戦だと1階席なんですが、阪神戦だと1階席は阪神ファンに使われるので、ビジター席は2階に追いやられるかたち。

京セラの2階席、階段で登るのが結構きつい。2階席には簡素な売店しかないので、何か買うときはこの階段を上り下りすることになります。

2階席からの眺め。写真だと分かりづらいですが、この角度だとレフトエリアの大部分が死角になる。なので、レフト方向へのヒットは周りの反応やランナーの進み具合で確認するかたちです。

応援団による横断幕。

天井が近い

試合前はちょっとしたセレモニーが行われました。

傘を振って喜ぶヤクルトファン

次カードは3月29日の神宮。本拠地開幕カードの先発は奥川恭伸に託されています!

開幕戦に関するデータ

歴史的な大勝となった開幕3連勝は記録ずくめに。

  • 1戦目でヤクルトは7点差を逆転。開幕戦での7点差逆転は史上最大の点差であった
  • ヤクルトが開幕戦で3連勝するのは2008年以来14年ぶり。この時の対戦相手は神宮球場での巨人戦
  • サンタナが開幕から3戦連続で勝利打点。これは史上初めての快挙
  • 3戦目に塩見がランニングホームラン。ヤクルトでは2018年6月14日の青木宣親が西武戦(メットライフドーム)でマークして以来のこと
  • 期待の2年目捕手・内山壮真がプロ初ヒットをマーク

サンタナの打席でドミニカ共和国の国旗が振られる

この3連戦のMVPはなんといっても5番に座ったサンタナ。3本塁打8打点という大当たりでチームを牽引しました。

また、6番ショートで大抜擢となった長岡秀樹は13打数6安打と起用に応える活躍でした。

脚注

2022/03/28