【補強】(9/6追記:入団会見)ヤクルトが元阪神・BC香川の歳内宏明を獲得へ。崩壊状態の先発投手陣立て直し身に期待

Pocket

29日、ヤクルトが去年NPB阪神タイガースに所属し、現在はBCリーグ香川でプレーする歳内宏明(さいうち ひろあき)(27)の獲得を検討していることがわかった。12球団ワースト防御率4.85と崩壊状態の先発投手陣立て直し身に期待がかかる。聖光学院高時代には山田哲人擁する履正社高に投げ勝つ。

投手陣の補強へ

8月28日現在最下位に沈むチームは、昨年に続いてチーム防御率4.85とリーグでダントツ最下位。投手陣の立て直しが求められている

コロナ禍による制約も少なくない中、NPB経験のある独立リーグ右腕に白羽の矢が立った。

歳内宏明の経歴、山田哲人との因縁

歳内宏明は独立リーグ・四国アイランドリーグの香川オリーブガイナーズに所属。今季成績は先発投手として9試合に登板して5勝、76奪三振、防御率0.42と圧倒的な成績を残している。

歳内は兵庫県尼崎市出身で、高校時代は福島の聖光学院高でプレーし、甲子園で活躍。2年時にはエースとして夏の甲子園大会に出場し、3回戦で山田哲人(現ヤクルト)擁する履正社高と対戦した。試合は歳内が投げ勝ったが、山田が歳内からホームランを打っていた。因縁を持つ歳内と山田が10年越しにチームメイトとしてヤクルトのユニフォームを着ることになる。

2011年ドラフトで阪神から2位指名されるが、在籍8年間で57試合に登板して2勝4敗と思うような成績があげられず、2019年限りで退団。慢性的な右肩の故障による影響が大きかったとみられる。

香川オリーブガイナーズはNPBソフトバンクでプレーした松中信彦氏がGM兼総監督の肩書で関わっている。

ヤクルトでの起用法

現段階では獲得調査との報道だが、先発・リリーフ共にこなせる歳内はヤクルトの補強ポイントと合致する。ヤクルトではコマ不足が深刻な先発投手としての起用が期待される

BC香川からヤクルトへ進んだ選手は、過去にドラフトで三輪正義など7名を獲得。投手陣の救世主として活躍が期待される。背番号は「21」「71」辺りが候補か。

NPBを退団後、独立リーグを経てヤクルトへ移籍した選手は、正田樹(2011年オフ、新潟からヤクルトへ移籍)がいる。

追記:6日に入団会見へ

8月末にメディカルチェックを行い、異常が見つからなかったということで、9月6日に入団会見が開かれる見通しであることがわかった。

先発投手陣の救世主としての活躍を期待したい。

スポニチ アネックス: https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2020/09/04/kiji/20200904s00001173295000c.html

6日、球団事務所で正式に入団会見が開かれた。「自分の持っている最大の力を発揮できれば良い。」「チームに勝ちを付けられるようなピッチングをしたい。」(一部抜粋引用)と抱負を語った。9日のイースタンリーグで実戦デビューする方針。

ヤクルト公式:https://www.yakult-swallows.co.jp/news/detail/24962

関連記事

外部リンク

サンスポ ヤクルト、元阪神・歳内調査 投壊燕の“救世主”になるか  https://www.sanspo.com/baseball/news/20200829/swa20082905020002-n1.html

脚注

2020/08/29,2020/09/04

yoshi-kky