ツバメinfoの選手名鑑。由規は東北楽天ゴールデンイーグルスの投手。2018年までヤクルトでプレー。怪我と戦う「みちのくのドクターK」。右投左打。
目次
基本情報
選手名:由規(本名:佐藤由規)(さとう よしのり)
利き手:右投左打
ポジション:投手
生年月日:1989年12月5日(30歳)
年数:13年目
出身地:宮城県
来歴:仙台育英高‐ヤクルト(2007高ドラ1-2018)‐楽天(2019-)
身長体重(公称):179cm80kg
推定年俸
450万円(単年契約)
背番号
11(2008-2015)
121(2016)
11(2016-2018)
123(2019)
63(2019-)
成績
2019年
1試合 0勝0敗 1.0回 2奪三振 防御率0.00
NPB通算
91試合 32勝36敗 534.1回 454奪三振 防御率3.66
主な記録
オールスターゲーム(2009、2011)
主な球種
ストレート、スライダー、チェンジアップ、カットボール、ツーシーム
怪我をする前はストレートとスライダーで押す投球スライダーだったが、怪我以降は打たせてとるスタイルにシフト。
寸評
当時日本人最速となる161km/hを記録したかつての剛腕投手。「みちのくのドクターK」と呼ばれた高校生時代から大きな注目を集め、プロに入ってからも派手な活躍を続けていたが、2012年以降は右肩の故障との戦いが続いている。2019年からは地元東北の楽天でプレー。
怪我との戦い
プロ入り3年目には早くも二桁勝利をあげて一流選手への躍進が期待されていた由規だが、2012年以降は右肩の怪我が目立ち、右肩のクリーニング手術を受けてからは長年一軍のマウンドから遠ざかっており、リハビリの日々が続いた。
2015年オフには状態が上がらず育成選手への契約に切り替えるも、翌2016年には状態を上げて支配下選手に復帰。同年7月には5年ぶりとなる一軍復帰登板を果たし、多くのファンを沸かせた。
音楽の才能
入団当初から剛腕投手として活躍した由規だが、右手にマメができやすいという弱点があった。活躍してはマメを潰して降板するという状態が続いたことから、ファンやメディアからは「マメ規」と揶揄されることもあった。
右手のマメを克服するべく、手の皮を厚くするというギターの習得に励んだ。由規は右投であるが本来左利きであり、左利き用のギターで右手の皮強化を図る。
カラオケが得意で、ファン感謝祭でのカラオケ大会ではその美声を披露するのが恒例となっていた。持ち歌は「さくら(独唱)」「HANABI」など。
兄弟選手
由規は3人兄弟の次男。
兄の史規(ひさのり)は東北高校の野球部員としてダルビッシュ有の球を受けていた。
弟の貴規(たかのり)も野球選手で、兄と同じ仙台育英高から2010年育成ドラフト3位で兄と同じヤクルト入りした。ヤクルトでは2011年から2014年までプレーし、イースタンリーグで高打率をマークしたが支配下選手へ登録されることはなかった。ヤクルト退団後はBCリーグの福島ホープスで活躍した。
三兄弟の父・均さんは宮城県でタクシー会社を運営している。ヤクルト時代は背番号11になぞらえて「YOSHINORI 11」のロゴをあしらった通称「由規タクシー」を走らせていた。楽天移籍後は背番号を取り外した「YOSHINORI」のロゴをあしらっている。
球歴
プロ入り前
リトルリーグの仙台東時代では全国制覇を経験。
仙台育英高校に進むと、1年秋からベンチ入りし、2年夏から3期連続甲子園大会に出場。甲子園では当時高校生最速を更新する155km/hをマークし、「みちのくのドクターK」として大きな注目を集めた。
2007年の高校生ドラフト会議でヤクルトの他に楽天、中日、横浜、巨人の5球団が強豪し、ヤクルトが交渉権を獲得。当たりくじを引いたのは同年限りで退団が決定していた古田敦也監督(当時)であり、由規へのエールを置き土産に球団を去ることになった。登録名は名前の「由規」で、背番号は「11」。
ドラフト当時は指名されたことに感極まってカメラの前で涙したことから、「号泣王子」と話題になった。
プロ入り後
1年目の2008年8月30日に1軍デビュー。9月6日の巨人戦では初勝利を飾った。
2年目の2009年は開幕から先発ローテ入りするも、右手にマメが出来ることが目立ち、規定投球回には達しなかった。この年は22試合に先発して5勝(10敗)をあげる。
3年目の2010年は開幕から先発ローテに定着し、自身初の規定投球回に達すると共に自身初の2桁勝利となる12勝(9敗)をあげ、チームの中心的存在となる。8月26日の横浜戦では日本人としては史上初めての160km/h超えとなる「161km/h」をマークした。チームには由規を含めて4人の投手が10勝を達成し、(石川雅規、館山昌平、村中恭平、由規)「10勝カルテット」と呼ばれた。
4年目の2011年は3完投1完封を含む7勝(6敗)をあげるなど、チームの好調の原動力となるが、夏場以降に右肩の故障で離脱して2年連続の規定投球回には達しなかった。2012年以降は痛めた右肩の状態が上がらず、ファーム調整のシーズンが続き、2015年オフに育成選手契約に移行。
2016年7月に支配下登録に復帰。同月に復帰登板を果たすと、5試合で2勝(3敗)をあげる。2018年は開幕から先発ローテに入るが、復帰後初の凱旋登板となった6月2日の楽天戦(楽天生命パーク)で右肩を痛めて離脱。結局シーズン終盤まで一軍に戻ることはなく、同年終盤に引退試合の開催と球団職員への転身という事実上の引退勧告をされる。
ヤクルト退団が決まった後は地元東北の楽天が獲得に名乗りをあげ、育成選手で契約。移籍1年目の2019年には期限ギリギリの7月末に支配下契約に移行し、シーズン最終戦で移籍後初登板を果たした。
応援歌♪
歌詞
闘志燃やして攻めろよ 投打に輝き放て
勝利をその手で 掴み取れ
「ゴーゴーレッツゴー!由規!」
MIDI
プロスピA評価
2020年シリーズ1のプロスピセレクションで登場!8月13日から始まったプロスピセレクションガチャで2010年バージョンの由規を引くことができます。
能力はスタミナ型で、称号で球威Aに乗せることができます。球種は161㎞/hのストレートを中心に、7球種と多彩。
ガチャ詳細
ガチャ(スカウト)についての詳細は下記ページで解説しています。
外部リンク
https://npb.jp/bis/players/81785116.html(NPB)
http://tsubamegundan.com/information.html (応援歌一覧。全国ツバメ軍団公式)
https://www.yakult-swallows.co.jp/photo (ヤクルト公式フォトギャラリー)
脚注
2020/08/06
2020/08/13
執筆者:yoshi-kky