ヤクルトの歴代背番号を紹介するコーナー。
今回は「若手スラッガーの登竜門」ともいえる36番を紹介します。
廣岡大志(現巨人)のトレードで2022年現在は空き番号となっている36番ですが、過去には池山隆寛、川端慎吾らスラッガーが若手時代に背負っていた番号でもあります。
(追記:2022年2位の西村選手が背番号36を踏襲!)
歴代背番号「36」一覧

頻繁に背負う選手が変わっていた36番ですが、初めて定着したのは渡辺進(1971~1987)。
渡辺は1970年ドラフト4位でヤクルト(当時ヤクルトアトムズ)に入団すると、1978年の日本一にも貢献。1981年からは背番号を7に変更し、通算1058試合に出場。
その後、池山隆寛、川端慎吾、廣岡大志ら若手のスラッガー候補が背負う番号として受け継がれています。
年度 | 選手名 |
1950~1951 | 鈴木茂 |
1952~1954 | 大脇照夫 |
1955~1956 | 片岡節次郎 |
1957~1963 | 島谷勇雄 |
1964~1966 | 谷口勝範 |
1967 | 浅野啓司 |
1968 | 無徒史朗 |
1970 | 宮原秀明 |
1971~1980 | 渡辺進 |
1981~1983 | 木村輝久 |
1984~1991 | 池山隆寛 |
1993~1999 | 住友健人 |
2000~2002 | 池山隆寛 |
2006~2011 | 川端慎吾 |
2012~2015 | 川上竜平 |
2016~2020 | 廣岡大志 |
2023~ | 西村瑠衣斗 |
若手の登竜門

ヤクルトの36番といえば、「ブンブン丸」こと池山隆寛が有名。
1983年ドラフト2位でヤクルトに入団した池山は1988年に31本塁打をマークすると、5年連続30本塁打をクリアし、強打の遊撃手として一躍スター選手に。
1992年には背番号を1に変更し、名実とともにヤクルトの顔として長年活躍しました。
池山は晩年に背番号1を岩村明憲に譲ると、愛着のある背番号36で引退。
池山の引退後、背番号36は3年間のブランクを置いて川端慎吾(2005年3位)が背負うことになりました。
川端は天才的なバッティングセンスでチームの主力に成長し、2012年に背番号を5に変更。2015年には首位打者を獲得してリーグ優勝に貢献し、2021年には「代打の神様」として日本一に貢献するなど、息の長い活躍をしています。
川端の後は川上竜平(2011年ドラフト1位)や廣岡大志(2015年ドラフト2位)ら期待のスラッガー候補が着用していますが、定着にはいたらず。
2022年現在は空き番号として、未来のスラッガーが現れるのを待っています。
追記:2022年2位の西村選手が背番号36!
2022年ドラフト2位の西村瑠伊斗内野手が背番号36を踏襲することが発表されました!
池山さんや川端選手と同じ関西出身で高卒のスラッガーはどのような出世街道を歩むでしょうか?
>背番号は池山隆寛2軍監督、川端慎吾内野手(35)らがつけた出世番号「36」となった。(サンスポ)
ヤクルト2位・西村瑠伊斗が仮契約 プロでは内野手挑戦で〝村上ロード〟歩む – サンスポ (sanspo.com)
参考
https://www.yakult-swallows.co.jp/pages/company/media_guide/number_list
脚注
2022/1/10
2022/11/13