ヤクルト戦球場現地レポート。コロナ禍で失っていた日常が戻ってきた。7月21日、横浜スタジアムで行われた横浜DeNAベイスターズ対東京ヤクルトスワローズの一戦は、ヤクルトにとって今季初めて関東圏で行われた有観客試合となった。
目次
ウイングシートが設置された横浜スタジアムだが・・・
近年は観客動員の大幅増や球場の経営権の買収等で黒字化に成功し、ウイングシートの増設で収容人数が大幅に増加した横浜スタジアムだが、ご覧のように5,000人という入場制限で新設された席は利用されていない。
傘を振るヤクルトファン
横浜ファンにチケットを優先販売したため、ファンのほとんどは横浜ファンで埋まっている。
数少ないヤクルトファンは初回の得点シーンで傘を振るものの、警備スタッフから「傘は振らずにかざすだけにするように」とのアナウンスがあった。が、2回以降はそんなアナウンスも停止された。横浜ファンもタオル左右に振っている、振り回してはいないが
青木の声援
野次や声援は厳しく規制され、まばらな拍手が飛び交うスタジアムだが、復帰登板で苦しむ原樹理へ向けて大きな声援が飛ぶ。声の主は、レフトを守る青木宣親だった。
声援の力が大きかったのか、明らかに本調子ではない原樹理も何とか、といった感じで5回をリードを守ったまま投げ切り、1年ぶりの勝利投手になる。先制の2ランと逆転のタイムリーを放った青木は、「柱になってほしいピッチャー」と力強く原を激励した。まさにキャプテンの中のキャプテンである。
所感
やはり、現地観戦はいいもの。が、普段外野の応援団の近くで声を出している者からするとやはり物足りない感じはあった。ニュース等で野次を送るファンが問題視されていたが、少し野次を送りたくなる気持ちも分かってしまう、許されることではないが。
この日の球審は敷田審判員で、お馴染み「卍ポーズ」も随所に見られた(後で映像見ると少しストライクゾーン広すぎないかと思う場面もあったが、敷田さん割とゾーン広めにとるので)。あまり目立つ場面ではないが、1番の坂口智隆や5番の山崎晃大朗がファウルで執拗に粘っているシーンも見ごたえポイント。外野から見てると、早う前に飛ばせや、と思うこともあるのだが、投手泣かせの素晴らしい攻撃。打球の行方を近くの観客と楽しむのも一興だ。
リリーフ陣はこの日は抑えたものの、クローザーの石山泰稚以外はちょっと疲れも見えていた様子。それでも6回から勝ちパターンのマクガフで入ったのは、原に勝ちをつけさせたい執念を感じる。特に8回を投げた清水昇はこの日2本塁打と好調の梶谷を速球で押しまくる、実に気持ちのいい投球だった。
試合結果
フォトギャラリー
外観
内観
動画
https://www.youtube.com/channel/UC1WwDbhuNUPSNhH-euiuoFA
関連記事
脚注
2020/07/22
yoshi-kky