【ヤクルト】オープン戦で好投続く育成右腕・近藤弘樹のプロフィール・背番号について/楽天から移籍

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楽天から育成契約で育成し、キャンプから好調を維持している近藤弘樹投手が支配下登録されることが13日、分かりました。本項では近藤投手のプロフィールや略歴について紹介します。

オープン戦で好投!

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支配下契約の報道が出た近藤弘樹

移籍1年目の近藤は育成選手で唯一1軍の春季キャンプに帯同。最速153km/hの剛球とシュートボールで打者の芯を外す投球が武器で、キャンプ中から存在感を高めていました。

オープン戦では中継ぎとして3試合に登板し、いずれも無失点と好投。開幕直前で東京に戻ってきたタイミングでの支配下登録へ。

近藤がヤクルト入りした経緯

育成契約で移籍した近藤だが、2017年ドラフト1位の即戦力右腕として楽天へ入団しました。くじ引きで競合した村上宗隆を外した楽天が獲得した、いわゆるハズレ1位です。

楽天では1年目から1軍で3試合に先発起用されるなど期待をかけられるものの、中々結果を出すことができず、僅か3年での自由契約。2020年オフにヤクルトへ育成契約での移籍となりました。

ヤクルトには大学時代の同級生である蔵本治孝投手や、楽天時代のチームメイトである今野龍太投手らがおり、まずはリリーフとして1軍の舞台ですぐに活躍することが期待されます。

勝ちパターンに繋ぐリリーバーへ

ヤクルトでは今野と共に勝ちパターンへ繋ぐリリーバーとしての期待がされます。

ヤクルトは先発投手陣が如実に弱点ではあるものの、高津臣吾監督が整備したリリーフ陣は強固なもの。クローザーの石山泰稚を軸に、昨年ホールド王の清水昇、来日3年目のマクガフら盤石なリリーフ陣を誇る。

今年も先発投手陣が早々に降板し、継投策で勝っていく戦略をとることが予想されるだけに、勝ちパターンへ繋ぐ役割をこなす近藤への期待は大きい。

楽天時代は主に先発を務めていただけに、先発投手としての活躍も期待できるでしょう。

ちなみに、近藤は先述したように村上のハズレ1位。近藤が1軍戦力になってくれれば、同年のドラフトで2人のドラ1級素材を活かせることに。ドラフトの失敗続きが低迷の要因だったヤクルトとしては何とも嬉しい皮算用となるでしょう。

近藤の背番号

近藤はバンデンハークに続く今季の支配下登録で、67人目の支配下選手。空いている背番号はそれほど多くないが、候補として先日移籍した廣岡大志がつけていた「36」あたりか。

あるいは、昨年退団した同性の近藤一樹がかつて着けていた「70」も考えられます。ホールド王を獲得した名リリーバーの活躍が期待されます。

近藤弘樹のプロフィール

近藤弘樹のプロフィール、略歴を紹介。

プロ入り前

186㎝96㎏、1995年6月27日生まれ。広島県広島市出身。

広島市立安佐北高では県大会ベスト8が最高成績、甲子園出場はなし。

岡山県の岡山商科大学に進学すると、1年時からリーグ戦に登板。その後も同期の蔵本治孝(現ヤクルト)と共にリーグ屈指の右腕として活躍。

4年春に7勝1敗という好成績でリーグMVPを獲得すると、プロからも注目される存在に。複数球団が1位指名をするとの報道が飛び交う中、2017年ドラフトで楽天からドラフト1位指名された。楽天入団当時の背番号は「12」

大学通算は4年間で29勝22敗、防御率1.23。全国大会への出場は4年春の大学選手権大会(2回戦進出)。

プロ入り後

1年目の交流戦、巨人戦(東京ドーム)で初登板、9試合(3先発)に登板して0勝2敗、防御率6.83という成績。

3年目の2020年は6試合に登板し、プロ初ホールドも記録した。同年オフに楽天を自由契約となり、ヤクルトへの育成契約での移籍が決まった。背番号は「012」。

追記(3/15:支配下登録が発表!)

NPBより支配下登録が正式に公示されました。背番号は「52」。

脚注

2021/03/13