ヤクルトはオズナ内野手、スニード投手と契約内容に合意したことが分かりました。両者はチームに不足している大砲候補と先発投手候補であるとみられます。
目次
大物助っ人外国人の補強に成功か
オズナ内野手
ヤクルトはパイレーツからFAになっていたホセ・オズナ(Jose Osuna)との契約に合意したと報道がありました。年俸は推定8000万円。
オズナ選手はベネズエラ出身の1992年12月12日生まれの27歳。右投右打。2017年にメジャーデビューすると、2019年には95試合に出場して10本塁打36打点とブレークの兆しを見せる。
今季は26試合の出場にとどまり、FAとなってたところを日本の複数球団が獲得調査の報道が出ておりました。
オズナ選手は一塁手と右翼手、三塁手もこなすバイプレイヤー。ヤクルトでは三塁手で起用するとコメントされています。
ヤクルトは今季全試合で4番出場した後の5番打者が固定できずに、打高の神宮がホームであるにも関わらずチーム得点数はリーグ5位468点という結果でした。
オズナ選手は広角に長打を飛ばせるタイプのバッターで、日本野球に適用する器用さを持っている印象。
オズナ選手は自身のInstagramでスワローズ入りを報告しています。
登録名は「オスーナ」が有力?
オズナ内野手の本名はJose Osuna。「オズナ」よりも「オスナ」のほうが発音的には近いかもしれません。
メジャーリーグには今季ナリーグで最多本塁打を獲得したマーセル・オズナ(Marcell Ozuna)選手がいますが、彼の発音は「s」ではなく「z」。彼と区別するために「オスナ」あるいは「オスーナ」が登録名になるのではないかと、個人的には思っています。日本人的には「オスーナ」がしっくり来る気がしますね。
背番号はメジャーでは「36」を背負っていたが、ヤクルトでは廣岡大志が背負っている。一桁の背番号は「2」と「4」と「7」が空いているが、「2」は内川聖一に用意しているみたいなので、「4」あたりが有力とみられる。
スニード投手
もうひとり獲得報道が出たのは前アストロズのサイ・スニード(Cy R. Sneed)投手。
スニード投手はアメリカ出身、1992年10月1日生まれの28歳で右投げの投手。2019年にメジャーデビューすると2020年にはすべてリリーフで18試合に登板して17.1回、防御率5.71という成績。
3A時代は先発投手として活躍しており、完封もマークするなど先発投手としても期待できる。
公称193㎝の長身から投げ下ろされる直球は破壊力十分。投球の過半数がカットボールというカッターマン。制球に難がある様子があり、日本のマウンドにどう対応できるかに注目。
その他の補強
バルガスを獲得?
カブスのイルデマロ・バルガスを獲得調査中との噂が出ています。
バルガス選手は1991年7月16日生まれの29歳。右投両打。2017年にメジャーデビューすると、2019年には92試合に出場して54安打6本塁打2打点という成績を残す。
2020年にはダイヤモンドバックスでスタートしたものの、ツインズ、カブスと3球団を渡り歩いていた。
メジャーでは主に二塁手として出場していたが、もしヤクルト入りとなると遊撃、あるいは外野手での出場になるだろうか。
ちなみに噂の出どころとしては、ヤクルト入りがほぼ決定したオズナ選手とSNS上で親密なやり取りをしていたとかなんとか。噂の根拠としては少し弱い気がしますが、ヤクルト入りが実現すると攻撃力強化に繋がるのではないでしょうか。
前ソフトバンク内川聖一獲得か
ソフトバンクを退団した内川聖一の獲得が秒読みとの報道が出ています。
ヤクルトは今季試合終盤での得点力不足が顕著で、特に右の代打の強化が必要というチーム事情です。
実績豊富なベテラン野手の獲得はチームの後進育成においてもプラスに働くのではないでしょうか。
DeNA井納翔一獲得へ
DeNAからFAとなることが確実視される井納翔一の獲得に乗り出すとの報道が出ています。
井納は東京都出身の34歳。上武大からNTT東を経て2013年からDeNAでプレー。主に先発として1年目からコンスタントな活躍をしています。
2020年は17試合に先発登板して89.0回を投げて防御率3.94。補償が不要なCランクであると見られ、獲得に成功すれば手薄な先発投手の補強となります。
脚注
2020/11/29
yoshi-kky
One Reply to “ヤクルト入団が報道されたオズナ、スニードについて。バルガスらその他の補強動向”