ヤクルトは育成の小澤怜史(こざわ・れいじ)投手を支配下に登録することが25日、分かりました。小澤はソフトバンクから移籍2年目、サイドスロー転向の苦労人です。小澤の特徴、成績などを紹介します。
育成サイドスロー右腕小澤が支配下へ!

貴重な右腕がブルペンに加わります。
育成サイドスロー右腕・小澤怜史(24)が支配下登録。
小澤は育成契約ながら今季1軍キャンプに帯同。オープン戦では芳しい成績を残せなかったものの、イースタンリーグでは24試合に登板して1勝1敗8セーブ、防御率1.30と素晴らしい成績。
小澤は6年目の苦労人右腕。ソフトバンク時代の2018年以来、4年ぶりに背番号2桁のユニフォームを着ることになります。
「小澤」の読みは「こざわ」です。おざわじゃないので注意。
小澤の特徴
小澤の特徴は右のサイドスローから投げるスライダー。
変化量の多いスライダーは右打者に対して大きな武器です。
ソフトバンク時代は最速152キロの剛腕でしたが、ヤクルト移籍後にサイドスローに転向しています。
ヤクルトではイースタンリーグで主にクローザーとして活躍。2021年には3セーブ、今シーズンは既に8セーブをマークしています。
登板 | 勝利 | 敗北 | セーブ | 投球回 | 防御率 | |
2021年 | 35 | 2 | 3 | 3 | 34.2 | 3.63 |
2022年 | 24 | 1 | 1 | 8 | 27.2 | 1.30 |
ヤクルト #小澤怜史 サイドスローから繰り出されるスライダー pic.twitter.com/Q4CkFSRbrf
— ツバメinfo2 (@tsubame_info_2) September 10, 2021
小澤の経歴・成績
小澤怜史(こざわ・れいじ)=1998年3月9日生まれ。静岡県三島市出身。
日大三島高で甲子園出場なし。2015年にソフトバンクのドラフト2位で入団。
2017年に1軍デビューするも、その後は故障によって2018年オフに育成契約へ。
2020年オフにソフトバンクを自由契約となり、2021年にヤクルト育成で入団。同年にサイドスローに転向して話題を集めていました。
年度 | 防御率 | 試合 | 勝数 | 負数 | 投球回 | 三振 |
2017年 | 13.50 | 2 | 0 | 0 | 2 | 2 |
通算 | 13.50 | 2 | 0 | 0 | 2 | 2 |
支配下人数と育成選手について
小澤が支配下登録となれば、ヤクルトの支配下登録人数は69人。
限度の70人まであと1名ということになるため、今後育成登録を更に増やすのかという点に注目です。
・データ
支配下登録人数:69名(小澤含む)
育成登録人数:6名(丸山投手、下投手、松井捕手、内山太捕手、赤羽内野手、岩田外野手)
小澤の起用方法は?
ヤクルトの1軍はマクガフ、清水、今野をはじめ木澤、コールら充実のラインナップ。
ヤクルトはリリーフ出身の高津監督がリリーフ投手の起用プランを大事にしています。
夏場にかけてブルペン陣への負担がかかることが予想され、小澤への期待がかかります。
高津監督といえば、小澤と同じ右サイドスローのリリーバー。同じタイプの小澤をどう起用していくのか、注目しましょう!
脚注
2022/06/26