ヤクルトは24日、元ソフトバンクのリック・バンデンハーク投手との契約に合意。同日にNPBより公示があり、背番号は「15」。2年連続リーグワースト防御率の投手陣の救世主として期待される。
198cm右腕がツバメの一員に!

バンデンハークと契約合意!
かねてから獲得報道があったリック・バンデンハーク投手と契約合意に至りました。
バンデンハークはソフトバンク通算6年間で43勝(19敗)の実力派長身右腕。
来日1年目の2015年には9勝0敗と負けないピッチャーとして君臨。同年の日本シリーズではヤクルトとの日本シリーズにも登板しました。
2015年日本シリーズ第2戦: https://npb.jp/bis/scores/nipponseries/linescore2015.html
バンデンハークの経歴
1985年5月22日生まれ、オランダ出身。
2002年にマイアミ・マーリンズに入団すると、2007年にメジャーデビュー。オリオールズ、パイレーツを経て2013年から韓国プロ野球(KBO)サムスンへ移籍。2年間で20勝(13敗)をあげる。
2015年から日本プロ野球(NPB)福岡ソフトバンクホークスへ移籍。来日1年目に9勝(0敗)の活躍でチームの日本一に貢献すると、その後6年間チームの先発投手陣を支え続けた。
2019年からは持病の腰痛などに悩まされ、2020年シーズンはわずか5試合の登板、2勝2敗の成績に終わり、同年オフに自由契約となっていた。
ソフトバンク時代の背番号は「44」、最高の推定年俸は4億円(2017〜2019年)。
年度 | 登板 | 勝利 | 敗北 | 防御率 |
2015 | 15 | 9 | 0 | 2.52 |
2016 | 13 | 7 | 3 | 3.84 |
2017 | 25 | 13 | 7 | 3.24 |
2018 | 23 | 10 | 7 | 4.30 |
2019 | 3 | 2 | 0 | 3.12 |
2020 | 5 | 2 | 2 | 6.92 |
通算 | 84 | 43 | 19 | 3.68 |
ヤクルト投手陣の救世主となるか

ソフトバンク時代晩年は腰痛や不振もあり本来の実力を発揮できなかったバンデンハーク。
ヤクルトは2年連続リーグ防御率ワースト、奥川恭信ら若手が中心の投手陣を立て直すには持ってこいの実力派右腕といえるでしょう。
バンデンハークの持ち味は長身から繰り出される威力ある速球と落差の多いナックルカーブ。セリーグには少ないタイプの投手で、来日1年目から元気に投げられれば2桁勝利も目指せるのではないでしょうか。
コロナ禍により来日時期は不明ですが、日本球界を深く知る右腕の加入は、ツバメの追い風となるには十分な存在でしょう。
One Reply to “ヤクルトがバンデンハークと契約合意!背番号は「15」”