ツバメのレジェンド・背番号「53」の五十嵐亮太が現役を引退する方針であることが11日、分かった。一部メディアで報じられている。
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ツバメのレジェンドが現役引退
五十嵐亮太が現役引退の意向であることが11日、分かった。
五十嵐は北海道留萌市出身。千葉県の敬愛学園高を卒業後、1997年ドラフト2位でヤクルトに入団。2004年に最優秀救援投手を獲得するなど、ヤクルトに欠かせないセットアッパー・クローザーとして活躍。
2010年からはメジャーリーグ複数球団でもプレーし、ソフトバンクを経て2019年シーズンから古巣・ヤクルトに復帰。45登板と活躍した。
今季はイースタンリーグで22試合に登板したが、11日時点で一軍昇格はならなかった。目標としていた日米通算1000登板には届かないかたちとなる。
近日中に球団から正式発表され、シーズン終盤に引退試合を実施する予定。背番号53の「レジェンド」を華々しく送り出したい。
ヤクルト戸田軍3番手はベテラン五十嵐亮太。https://t.co/pJg4knJZt3 pic.twitter.com/tNA1YV0qEB
— ツバメinfo2 (@tsubame_info_2) September 23, 2020
外部リンク:日刊スポーツ https://www.nikkansports.com/baseball/news/202010100001186.html
五十嵐亮太の成績
2019年
45試合 5勝1敗4H0S 42.1回 33K ERA2.98
NPB通算
822試合 65勝39敗163H70S 866.0回 920K ERA2.93
MLB通算
83試合 5勝2敗4H0S 73.0回 72K ERA6.41
日米通算
905試合 70試合41敗167H70S 939.0回 ERA3.20
所感
以下、私の所感。
五十嵐投手は1998年入団。私は2000年からのヤクルトファンなので、現役でただひとり私がファンになる前からプレイしていた選手。
今季はオープン戦期間中に一軍で投げていて、昨年と変わらない活躍をしてくれるものだと思っていたが、中々状態が上がってこなかった。
若いころは「ロケットボーイズ」と呼ばれていて、少年のころの私にはそりゃあ眩しい存在だった。キムタク似とも称された整った顔立ちとスマートな体つきから最速158㎞/hの速球を投げ込むものだから、パワプロで遊ぶときには五十嵐を操作するのが楽しくて仕方なかった。
第一期ヤクルト時代の思い出は、MLB移籍前年の2009年。CS争いをしていたチームは神宮で10連敗を喫したが、その時にチームをまとめたのが投手陣の精神的支柱であった五十嵐だった。
2009年オフ、メジャー挑戦。MLBで「ナックルカーブ」を習得してNPB復帰したのは2013年、ヤクルトではなくソフトバンクでのプレーを選んだ。苦々しく思っている反面、他球団でバリバリ活躍する五十嵐を見て嬉しくも思っていた。2015年の日本シリーズで対戦した時は、何か特別な感情があった。
そして、2019年の現役復帰。当時10歳の少年だった私はもう30歳を迎えようとしていたが、五十嵐は未だバリバリのリリーバー。45試合に登板し、春先にはリリーフで5勝をあげるなどスペシャルな活躍を見せた。
引退は本当に残念ですが、現地で華々しく「引き際」を見届けたいと思う。
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脚注
2020/10/11
yoshi-kky