6月21日の中日戦、無観客ならではのハプニングが起きました。
実況の声がグラウンドに聞こえる?
21日のヤクルト対中日(神宮)で、8回裏ヤクルトの攻撃終了時に中日の与田監督から審判団に「実況席の声が聞こえる」との指摘がありました。
その後、高津監督にもその旨報告する場面が見られ、試合は数分の中断後、再開されました。
神宮の放送席
神宮の放送席は、内野バックネット裏の2階席と、そこそこ距離がある場所に設けられていますが、無観客という環境で音を遮る手段がない状況でした。
そんな中実況席の「キャッチャーが内に寄った」などと配球が打者に聞こえてしまう状況になり、たまらず与田監督からのクレームとなりました。
ただ、神宮での実況中継は練習試合で9試合、公式戦でも2試合ありました。中日とは5試合戦っており、この日も8イニングを消化時点での指摘でした。そこまでの抗議がなかったことを見ると、影響は軽微なものと思われますが、内容が配球という作戦面に関わる場面だけ両監督とも神経質にならざるを得ないという状況でした。
個人的には、試合中であるにも関わらずきちんと抗議をしてくれた与田監督には敬意を示したいと思っています。
防止策
次回開催の23日阪神戦(神宮)までに、透明なシート1枚をかぶせるということです。多分音響のテストも並行して確認されるものと思われます。
すごく原始的な対応のような気がしますが、音を遮るものが1枚あるだけで違ってくるでしょう。
外部リンク
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200621/k10012479091000.html
脚注
2020/06/21
yoshi-kky