ヤクルトの中澤雅人投手が現役を引退する意向であることが23日、分かった。中澤は2009年にトヨタ自動車からドラフト1位。通算202試合で13勝15敗、防御率5.16という成績だった。
ヤクルトの中澤が引退
ベテランサウスポーがユニフォームを脱ぐ。
昨季1試合の登板に終わった中澤は今季リリーフとして28試合に登板。苦しいリリーフ陣の一角として奮闘して、6月27日には自身4年ぶりとなる勝利投手になった。
中澤は富山県出身の35歳。富山商業高、中央大、トヨタ自動車を経て2009年ドラフト1位でヤクルトに入団。トヨタ自動車の同期に荻野貴司(ロッテ1位)、大谷智久(ロッテ2位)。
入団1年目の2010年に先発として7勝の活躍で即戦力の期待に応えたが、2年目以降は苦しんだ。2014年からは主戦場をリリーフに移し、2018年には自己最多37試合に登板するなどチームの2位躍進を陰で支えた。
中澤は「色々な人が支えてくれた。感謝」と話した。引退試合の開催は未定。
引退は本人の意向か
中澤は今季28試合に登板し、防御率7.36。登板数でチームに貢献したが、投手として打者を圧倒したとは言い難かった。先日10月22日のイースタンリーグでは、クローザーとして登板するも打ち込まれてしまった。これも引退を決断する要因になっただろうか。
チームでは長谷川宙輝を筆頭に、寺島成輝や久保拓眞など次世代の左腕リリーバーが続々と台頭してきている。彼らの成長も、中澤の引退決断を後押しする要因になったことは間違いない。
ドラ1左腕として渋い働きを続けてきた中澤だが、今季限りでユニフォーム姿は見納めになってしまった。
外部リンク
https://www.sanspo.com/baseball/news/20201024/swa20102405010002-n1.html
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脚注
2020/10/23
yoshi-kky