正式名称Mazda Zoom-Zoom Stadium。左右非対称のボールパーク。ビジターパフォーマンスシートは球場の隅っこに追いやられ、観戦環境が悪いがその分応援を張り切れる。
目次
基本情報
名称:MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島
所有者:広島東洋カープ(球場の命名権はマツダ株式会社が所有)
開場:2009年4月1日
住所:広島県広島市南区南蟹屋2丁目3−1
アクセス:
JR「広島」駅から850m(徒歩11分)
使用球団
広島東洋カープ(2009年~)
グラウンドデータ
右翼 100m
左翼 101m
中堅 122m
外野フェンスの高さ ?
天然芝
グラウンド面積 12,710m^2
収容人数: 30,350人(固定席) 33,000人(観客定員)
http://www.mazdastadium.jp/outline/index.html
パークファクター
得点 0.97
本塁打 0.78
安打 1.05
二塁打 0.79
三塁打 1.17
パークファクターとは?
(本塁打と被本塁打の合計/試合数)/(以外での本塁打と被本塁打の合計/以外での本塁打と被本塁打の合計)
高ければ本塁打が出やすい球場、低ければ本塁打が出にくい球場といえる。1.0を平均数値としており、例えば本塁打のパークファクターが1.0より高ければ「ホームランが出やすい球場」1.0より低ければ「ホームランが出にくい球場」となる。
(数値はデータスタジアム社より引用)
ひとこと
2020年現在で、一番新しく建設されたフランチャイズ球場である(2009年開場)。日本では珍しい左右非対称の球場で、砂かぶりシートやテラスシートなど、様々な形式の座席がある。
近年のカープ人気の上昇で、チケットは入手困難となっていて、チケットを巡る混乱は転売騒動をも引き起こし、社会問題となっている。
レフトスタンドからは防護ネットの向こうにJR山陽本線の線路が見える。一方で、ビジター応援席は日本で唯一三塁側内野スタンドに位置されている。
建物の6階部分に相当し、グラウンドに対して死角も多いため、観戦環境はあまり良くない。近年では増加したカープファンを収容するため、ビジター応援席を縮小しており、自分たちさえ良ければいいという市民球団特有の性格が見てとれる。
歴史
1957年に解説された旧広島市民球場(広島県広島市中区基町、広島市中央公園内)の建設から半世紀ほど経過した2005年ごろ、老朽化した施設が問題視され、新球場建設の機運が高まった。
2005年9月、貨物ヤード跡地への新球場建設が決まる。球場は天然芝のオープン球場とし、メジャーリーグのボールパークを参考にしたという多彩な観客席が設置され、観客を飽きさせない現代のボールパークとして期待された。
工事は順調に進み、2009年3月28日に完成式が執り行われ、同年4月1日に開場、4月10日に同球場初の公式戦となる中日戦が開催された。
日本の球場がほとんど人工芝であるのに対し、天然芝を採用した球場は画期的であり、左右非対称となる形状も目新しく、斬新な設計は野球ファンをわくわくさせるものであった。
http://www.mazdastadium.jp/history/index.html
写真
外観
応援席
先述の通り、ビジター応援席は「ビジターパフォーマンス」として三塁側内野スタンド上部に隔離されている。
レフトポール際が死角になっている。グラウンドからの距離も非常に遠いが、頑張って応援しよう。
http://tsubamegundan.com/schedule.html
球場グルメ
三井物産系の「エームサービス」が飲食店の運営を行っている。瓶・缶類の持ち込みは禁止。
http://www.carp-gurumet.com/
外部リンク
http://www.mazdastadium.jp/ (球場公式サイト)
http://npb.jp/stadium/detail.html?208 (NPB)
脚注
2020年5月16日更新
執筆者:yoshi-kky
One Reply to “マツダスタジアム-野球場のあるきかた。正式名称Mazda Zoom-Zoom Stadium”