【選手名鑑】西浦直亨/ヤクルト-故障しがちな遊撃手レギュラー候補。特技は「カラオケ」

ツバメinfoの選手名鑑。西浦直亨は東京ヤクルトスワローズの内野手。主に遊撃手、三塁手を守っている。ツバメの遊撃手レギュラーだった男も、度重なる故障で安定した成績が残せていない。特技はジャイアンばりの歌唱力を持つ「カラオケ」。右投右打。

基本情報

選手名:西浦 直亨(にしうら なおみち)
利き手:右投右打
ポジション:内野手(遊撃手、三塁手)
生年月日:1991年4月11日(28歳)
年数:7年目
出身地:奈良県
来歴:天理高校‐法政大学‐ヤクルト(2013年2位)
身長体重(公称):178cm75kg

推定年俸

3000万円(単年契約)

背番号

3(2014-)

成績

2019年

44試合 .235(149-35) 4本 19打点 0盗塁 出塁率.288 OPS.663

NPB通算

366試合 1095試合 .239(1095-262) 23本 120打点 14盗塁 出塁率.305 OPS.663

記録

デビュー戦が開幕試合かつ初打席かつ初球本塁打(NPB史上初)

登場曲

「This is my party」加藤ミリヤ

寸評

2018年5月11日、ヒットを打つ西浦(公式フォトギャラリーより引用)

ツバメの遊撃手レギュラーだった男も、度重なる故障で安定した成績が残せていない。

138試合に出場し、不動のショートとして規定打席にも到達した2018年から一転、2019年は故障離脱で44試合に終わった。守備の要である西浦の離脱はチームの低迷の引き金になり、首脳陣および球団フロントの信頼を大きく裏切るかたちとなってしまった。

出場試合の激減から、今季はオフに エスコバー の獲得を招いてしまい、三塁手からのスタートとなる。練習試合でバットで猛アピールするも、練習試合終盤にまたも負傷で再調整。3試合目から1軍合流したが、まずは万全に試合に出られることをアピールしたい。

特技はファンの前でも披露する「カラオケ」。

デビュー戦初打席で3ラン

2014年の開幕戦、ルーキーながら8番遊撃手でスタメン出場し、DeNAの開幕投手を務めた法政大学時代の1学年先輩・三嶋一輝から3ランホームランを放った。

デビュー戦が開幕試合かつ初打席かつ初球本塁打となったのは、NPB史上初の快挙。戦列なデビューを飾った西浦だったが、その後1軍に定着することはなく、ファームでの調整の日々が続くことになる。

ヤクルト法政閥の柱

10年ほど前は 青木宣親 を筆頭に田中浩康、鎌田裕也、武内晋一など早稲田閥の色が強かったヤクルトだが、近年は西浦を筆頭に法政大学出身の法政閥が目立っている。

2019年シーズンは西浦の他に 大引啓二(2019年引退)、中山翔太(2018年2位)が在籍していた。

2016年に行われた明治神宮外苑90周年の奉納試合では、ヤクルトに在籍していた西浦と大引がスタメン出場し、六大学選抜のメンバーには後にヤクルト入りすることになる中山、星知弥吉田大成 らが出場していた。

10年周期で行われているこの奉納試合では06年に大引啓二が大学選抜として出場しており、10年越しの2試合連続ホームランを放った。

大引の後を継ぐことになった西浦や中山も大引と同様に、10年経っても第一戦で活躍するプレイヤーとなってほしい。

カラオケ

ファン感謝祭では、由規(18年オフ楽天へ移籍) 同様、単独でのマイクパフォーマンスが定番になっている。他チームが大観衆の中慣れていないカラオケを披露するなか、西浦は「東京音頭」「夏祭り」などのヤクルトにまつわる曲を堂々と披露した。

しかし、その内容は音程もリズムもバラバラで、つば九郎 も崩れ落ちるほどの出来となっている。それでも本人は歌唱後、やり切った感を出しており、聞いていて実に爽快な歌声だろう。

球歴

プロ入り前

天理高校時代は2年秋に神宮大会準優勝。3年の春・夏連続で甲子園出場を果たす。夏の県予選大会では打率.810と驚異的な数字を残し、プロのスカウトも注目していたが、プロ志望届は出さず、法政大学に進学する。高校時代の1学年後輩に中村奨吾(早稲田大⇒ロッテ)。

法政大学進学後、二塁手、三塁手と内野の様々なポジションを任されるが、3年時から遊撃手のレギュラーに定着。4年春にはリーグのベストナインにも選ばれた。

フットワークに長け、パンチ力もある打撃が魅力の大型遊撃手として注目され、2013年ドラフト会議でヤクルトから2位指名を受ける。遊撃手の若手候補が不足するチームにおいて、次世代の遊撃手レギュラーとして期待される。背番号は「3」。

プロ入り後

1年目の2014年に開幕戦からいきなりスタメン出場すると、いきなり初打席初ホームラン(詳細は前述)。

2年目の2015年からは 大引啓二 の移籍により、1軍の出場はさらに遠のくも、2016年には7本塁打とパンチ力を示し、打撃でのアピールが続いた。

2018年は遊撃手のレギュラーだった大引の出場機会減少により、廣岡大志 とレギュラー争いをする。開幕試合こそ廣岡にスタメンを譲るも、その後安定した活躍でレギュラーを奪取。最終的に138試合に出場して自身初の規定打席到達と、飛躍のシーズンになった。同年オフに年俸は3600万円まで上昇。

2019年は更なる飛躍が期待されたが、シーズン序盤から故障離脱が目立ち、結果的に遊撃手レギュラーの不在がチーム低迷の大きな要因となってしまった。

応援歌♪

歌詞

道を切り開くため 迷わず立ち向かう

光り輝く未来目指し 今踏み出せ

「かっとばせ!西浦!」

MIDI

コメント

2017年より使用。「道」は西浦の本名「直亨」とかけているのだと思う。

プロスピA評価

2020シリーズ第3野手として登場。故障の影響でAランクは能力が落ちていたが、開幕当初の好調が影響したか、パワー69と元の水準まで回復。パワー型で、純正オーダーには必要な存在。

プロスピA2020選手能力一覧

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外部リンク

https://npb.jp/bis/players/91095139.html(NPB)

https://www.yakult-swallows.co.jp/players/detail/1300095(ヤクルト公式)

http://tsubamegundan.com/information.html (応援歌一覧。全国ツバメ軍団公式)

https://www.yakult-swallows.co.jp/photo (ヤクルト公式フォトギャラリー)

脚注

選手名鑑トップ
2020年6月22日更新
執筆者:yoshi-kky

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