中村悠平捕手が背番号2へ変更!背番号2の歴史を振り返る

中村悠平捕手が入団から12年間背負い続けてきた背番号「52」から背番号「2」への変更を発表しました。本項では、ヤクルトの背番号「2」の歴史を振り返っていきます。

ヤクルト公式:背番号変更のお知らせ https://www.yakult-swallows.co.jp/news/detail/25359

中村が背番号2へ!

ヤクルトの中村悠平(公式フォトギャラリーより)

ツバメの扇の要・中村悠平捕手が12年間背負ってきた「52」から「2」への背番号変更を発表しました。

2020年こそ故障の影響で29試合の出場にとどまったものの、長年神宮のホームを守り続けてきた背番号「52」は今季限りで見納めということになります。ヤクルトの背番号「2」といえば、かつては相川亮二捕手がつけていた伝統のある番号です。

来年で31歳とベテランの域に入りつつある中村は、一桁の背番号を背負うことにより更に責任感が増すことでしょう。

ツバメの背番号2

東京ヤクルトスワローズの歴史上で背番号2を背負った選手は以下の通りです。

2020 エスコバー
2015~2019 大引啓次
2009~2014 相川亮二
2005~2008 リグス
1991~2004 飯田哲也
1986~1987 レオン・リー
1984~1985 スミス
1982 デントン
1981 マニエル
1976~1979 杉村繁
1967~1975 武上四郎
1965~1966 岡嶋博治
1960~1964 平井嘉明
1959 杉山悟
1958 土居章助
1955~1957 小松原博喜
1954 土屋五郎
1950~1952 石川尚任

参考(ヤクルト公式HP): https://www.yakult-swallows.co.jp/pages/company/media_guide/number_list

一桁の背番号ということもあり、チームの「顔」である選手が長く着用してきた印象が強い番号です。最長は1991年から2004年まで14年間着用してきた飯田哲也。飯田が退団した後はリグス、相川、大引、エスコバーと移籍組や外国人が背負うことが多く、チームの主力的な位置づけでした。

中村悠平の復活はなるか

さて、背番号「2」といえば捕手の番号というイメージがありますが、ヤクルトの捕手といえばやはり「27」番です。

大矢明彦、そして古田敦也と球界を代表する名捕手が背負ってきた番号は2007年に古田が引退したと共に「準永久欠番」という扱いになっています。2008年以来その番号を背負った選手は表れていません。

中村自身も背番号27への思いは強く、チームが優勝した2015年オフに27番の継承を直訴したといいますが、時期尚早と却下。2016年以降はチームも5年間でBクラス4度と低迷、中村自身も振るわない成績が続いてしまいました。

背番号27を巡っては、相川亮二がFA移籍した際に背番号27の提示があったといいます。しかし、相川本人がこれを辞退して背番号2を選び、結局27番が実現することはありませんでした。

中村にとって相川は師とも呼べる存在であると共に、同じポジションを争うライバルとして共に戦った経験もあります。奇しくもその相川と同じ背番号2を背負うことになった中村。チームと共に低迷からの逆襲を狙う、背番号「2」を背負った新しい中村悠平の活躍に目が離せないシーズンになるでしょう。

脚注

2021/01/08

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