ヤクルト・浦添キャンプは第2クール2日目が終了!あのレジェンドがチームに合流し、ますます熱を帯びています。古田敦也氏が合流したチームのキャンプ状況を見ていきましょう。
ついにあの男が14年ぶりにチームに戻ってきた。
古田敦也臨時コーチが2007年の現役引退・監督退任以来にヤクルトのウェアに袖を通した。
自身が18年間守り続けてきた扇の要を継ぐ男・中村悠平に自らテクニックや野球学を伝授。「野村さんの教えを継承するのが僕の役目」と、講習会では熱弁をふるった。
古田氏はこの1週間滞在する予定。
時計が11時を過ぎたころ、ブルペンで一人黙々と投げる大ベテラン・石川雅規投手の球を受けていたのは、あのレジェンドだった。
チームでただ一人古田氏とバッテリーを組んだ経験のある現役投手でもある石川は「本当に久々のバッテリーで貴重な時間になった」と興奮を隠しきれない様子。
ブルペンを去った後は中村悠平捕手に直接指導を行い、キャッチングやスローイング技術などのアドバイスを行った。
それが終わると、ランチ特打には打撃投手を務める。青木宣親、内川聖一、村上宗隆に対して55歳とは思えぬほどリズムの良いテンポでボールを投じた。これにはフジテレビワンで解説をしていた大矢明彦氏も思わず唸るほどであった。
キャンプは第2クール2日目を終えて、今のところ怪我人を出さず順調にきている。
高津監督はチーム状況について「誰が特に素晴らしいということはなく、みんなしっかりと準備をしてキャンプインしてくれたのが嬉しい」とした。
また、古田臨時コーチについては「軽いノリでお願いしたら、2つ返事で本当に来てくれて驚いている。来るまで半信半疑だったが、僕自身も忘れていた野村克也さんの教えを、現役選手に伝授してくれている」と、かつての盟友に対して感謝した。
2021/02/06