ツバメのウマ男がリードオフマンとして絶好調の活躍を見せています。
4年目を迎えたヤクルト・塩見泰隆外野手がバットに脚に守備に、攻守に欠かせない存在へ。
5月30日の試合で150打席に到達し、いよいよ規定打席にあと1と迫った。塩見選手の活躍について見ていきましょう!
目次
ツバメのリードオフマン・塩見泰隆が絶好調の活躍!
6番センターで開幕スタメンに名前を連ねた今季でしたが、同い年でもある山崎晃太朗との熾烈なポジション争いから、出場機会に恵まれなかった今季ですが、5月22日の試合で1番センターでスタメン出場して以来、8試合連続でスタメン出場。
5月30日終了時点で150打席に到達し、規定打席(チームの試合数*3.1を切捨て)にあと1打席と迫りました。
切り込み隊長として抜群の活躍を見せている塩見選手ですが、5月30日時点での成績は以下の通りになっています。
打率.331(みなしリーグ2位):133打数44安打
44安打(セリーグ18位)
6本塁打(14位)
21打点(13位)
3三塁打(同1位)
9盗塁(2位)
5死球(1位)
43三振(4位)
3失策(外野手1位)
規定未到達ながら、三塁打と死球がリーグトップ。盗塁数もリーグトップの梶谷選手と近本選手に1差、6本塁打と長打力も兼ね揃えており、まさに万能リードオフマンとして活躍中。
6月1日の試合にスタメン出場すれば規定打席到達の見込みであり、今の打率はセリーグ2位の数字です。
セリーグ首位打者争い
1 .342 菊池涼介(広島)
2 .322 佐野恵太(DeNA)
3 .313 鈴木誠也(広島)
4 .308 大島洋平(中日)
5 .307 糸原健斗(阪神)
* .331 塩見泰隆(ヤクルト):規定未達。あと1打席
47試合で3失策と守備面の粗さが目立つ塩見ですが、実は守備面でも相当な貢献をしています。
5月16日の中日戦ではサヨナラ負けのピンチで見事なレーザービームを披露。
驚異的な身体能力で俊足の三塁ランナー・大島を刺してチームの苦境を救いましたた。
39歳の大ベテラン・青木宣親と守備に難のあるサンタナが両翼を守っており、負担のかかる塩見。失策が多いのは多少目を瞑る価値のある守備でしょう。
ちなみに、守備範囲の高さを表す「UZR」は0.6と平均的な数値、肩の強さを表す「ARM」は1.5で、これはソフトバンク柳田選手に次ぐNPB2番目の数値です。
塩見選手のレーザービームに期待しましょう!
リーグでも屈指の成績を残している塩見選手ですが、ポジション定着には至っていません。
ポジション争いの大きな壁となっているのが、同い年でもある山崎晃太朗外野手。
山崎選手は左打ちの俊足外野手。塩見選手とはまた違った魅力を持っている選手であり、熾烈なポジション争いを演出しています。
もうひとつ塩見選手の敵となっているのが怪我でしょう。
過去にも怪我で離脱する機会が多く、首脳陣としてもフル出場することを懸念されているのです。
万全な状態であればリーグを代表する選手である塩見選手。身体の怪我にも細心の注意を払い、活躍を見せて欲しいところです。
塩見選手ですが「ウマ男」や「ウマ息子」といった異名を持ちます。
理由は2つ。1つは、顔がウマっぽいこと。顔がスラっとしていて、脚の早い塩見選手は競走馬に例えられることが多く、チームメイトからの「ウマ弄り」も定番になっています。
もう1つは、塩見選手のファンファーレ。2020年シーズン、打席に入る時の登場曲を「G1ファンファーレ」に設定。
G1ファンファーレとは、競馬のG1レースの定番の曲であり、競馬ファンとしてはお馴染みの曲。
塩見選手自身は競馬に興味はないようで、恐らくチームメイトが勝手に弄ったのか本人がファンサービスのつもりなのか、このファンファーレで「ウマの人」として定着。
以降は、流行りのソーシャルゲーム「ウマ娘 プリティーダービー」とかけてウマ男とかウマ息子とか呼ばれているようです。
プロ野球は交流戦に入り、ヤクルトは現在3勝3敗とまずまずの位置につけています。
2018年以来3年ぶりの交流戦を目指すべく、塩見選手の活躍に注目!
ツバメのリードオフマンの活躍によるチームの勝利、そして塩見選手の個人成績にも大きく注目が集まります!
(6/20追記)
ゴルシポーズがチーム内に普及!?
塩見選手が始めた「ウマポーズ」、これは『ウマ娘 プリティダービー』に登場するゴールドシップ・通常「ゴルシ」が得意とするポーズのようです。
最初は塩見選手が始めた(といっても、誰かから促された様子で、本人発ではない様子)ようですが、塩見選手の後を打つ青木宣親選手がこれを真似。
すると、ベンチ内の全員が面白がって真似し、今ではホームランを打った後の「ゴルシポーズ」が定番になっているよう。
今季加入のオスナ選手も「ゴルシポーズ」を真似て日本文化に溶け込んでいる模様。
(2021/11/2追記)
11/1の最終戦、塩見の第2打席で「うまぴょい伝説」が神宮に流れました!
※2021年5月30日時点
年度 | 試合 | 打席 | 打率 | 打数 | 得点 | 安打 | 二塁打 | 三塁打 | 本塁打 | 塁打 | 打点 | 盗塁 | 盗塁刺 | 犠打 | 犠飛 | 四球 | 死球 | 三振 | 長打率 | 出塁率 |
2018 | 16 | 26 | 0.040 | 25 | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 7 | 0.08 | 0.077 |
2019 | 45 | 98 | 0.182 | 88 | 20 | 16 | 2 | 2 | 1 | 25 | 7 | 4 | 1 | 0 | 0 | 8 | 2 | 24 | 0.284 | 0.265 |
2020 | 43 | 179 | 0.279 | 154 | 20 | 43 | 4 | 2 | 8 | 75 | 21 | 13 | 2 | 3 | 0 | 17 | 5 | 44 | 0.487 | 0.369 |
2021 | 47 | 150 | 0.331 | 133 | 23 | 44 | 5 | 3 | 6 | 73 | 21 | 9 | 1 | 0 | 0 | 12 | 5 | 43 | 0.549 | 0.407 |
通算 | 151 | 453 | 0.260 | 400 | 64 | 104 | 12 | 7 | 15 | 175 | 49 | 26 | 4 | 3 | 0 | 38 | 12 | 118 | 0.438 | 0.342 |
2021/06/01
2021/06/20