ヤクルトのドラフト1位ルーキー・奥川恭伸(星稜高)が11日のDeNA戦(平塚球場)、6月30日以来中10日での実戦マウンドに上がりました。雨天のコンディションで中々実戦機会を得られない日々が続きますが、着実に1軍昇格への歩みを進めています。
奥川は2回を投げ打者7人に被安打1・奪三振3という内容。この日は1軍でも活躍している古賀優大とバッテリーを組んだ。
DeNA先頭の森といきなりドラフト1位対決が実現したが、初球のストレートを詰まらせてセンターフライに打ち取り、奥川に軍配。同世代のスター対決は、この先1軍の舞台で何度もこの対戦は実現しそう。
3番楠本に実戦では初めてヒットを許すものの、大崩れする様子もなく2回を0点でまとめた。
この日も最速154km/hをマークするなどストレートが冴えたが、空振り三振を奪ったスライダーとフォークは今すぐにでも1軍で通用しそうなレベルのボールだった。
・外角スライダーで空振り三振(東妻)
・落ちるフォークで空振り三振(細川)
・外角のタイミング外すカーブで見逃し三振(百瀬)
プロ3戦目で初めて複数イニングを投げ、順調な仕上がりを見せていますが、一軍デビューにはもう少しイニング数を投げられる段階になってからか。(投げているボールはすぐにでも通用しそうですが)
現実的に7月中に二軍で5回を投げられるようになってから、登板間隔を十分に開けて8月にイニング限定で1軍デビュー、という起用法になるのではないか。
今年は開幕が遅れて高卒1年目から新人王レースに参加、という青写真も描きたくなりますが、まずは未来明るいツバメのエースを大事に起用してほしいところ。
1軍で有観客試合を導入したことに連動して、ファームの戸田球場でも14日の日本ハム戦から有観客を動員する予定です。
ただ、有料の観客は規制できますが、土手から観戦する通行人を装った群衆(観客ではない)は規制できないので、変に人が集まらないかどうか、不安です。球場は対策する、とアナウンスしていますが、感染拡大の防止をきちんとしてもらいたい。
2020/07/11
yoshi-kky