【ヤクルト】宮台康平の獲得に合意!左投手として期待集まる

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13日、日本ハムを自由契約となった宮台康平投手がヤクルトと支配下契約で合意にいたったとの報道がありました。宮台投手は東大から2017年ドラフト7位で日本ハムに入団。日本ハムでは1試合の登板にとどまっていました。ヤクルトでは貴重な左腕としての活躍が期待されます。

宮台獲得!

今オフ精力的に補強を続けるヤクルトが、先日の内川聖一に続いて有望左腕の獲得に成功した模様。宮台は25歳と若く、まだまだ伸びしろのある選手

東大卒という経歴ばかり注目されるが、トライアウトで見せたピッチングはストライクゾーンを立体的に使い実践的な投球という印象だった。

ヤクルトでの起用法

ヤクルトでは先発リリーフ共に左投手のコマ不足という状況になっている。理想としては宮台には先発ローテーション投手としての役割を期待したい。

昨年左腕リリーフとして活躍したのは長谷川宙輝と寺島成輝。寺島は来季先発転向の調整を進めており、長谷川に次ぐ左腕リリーバー久保拓眞坂本光士郎、中尾輝らと競争することになる。

日本ハムではファームで先発登板を含む14試合に登板しており、先発投手としての実力はあるように思うが、入団後の状態を見て判断することになるか。

2019年のファーム成績(イ・リーグ 日本ハム):14試合 0勝4敗 39.2回 防御率7.71 34奪三振

ヤクルト初の東大卒選手

東大卒のプロ野球選手は宮台を含めて6人いるが、ヤクルトに東大卒の選手が在籍するのは宮台が初めて

東京大学といえば日本最高学府と言われるように各界のエリートを輩出した名門大であるが、プロ野球選手として成功した例は少ない。

宮台は東京大時代に4年間で6勝(13敗)をマーク。東京六大学において東京大の存在は異質で、4年間で1度も公式戦で勝利を経験しないまま引退する中での6勝はリーグの中でも特に異色の存在だった。

大学3年時には大学日本代表のメンバーにも選ばれるなど、世代でもトップレベルの左腕。プロでは技巧派の印象があるが、ストレートの球質もよく投手としてレベルの高い選手

ヤクルトは東京大と同じくリーグ6位に甘んじている。大学時代に慣れ親しんだ神宮球場での大活躍を期待したい。

https://www.big6.gr.jp/system/prog/kojinseiseki_career_individual.php?m=pc&p=AT14MK0

東京六大学コンプリート

宮台の加入で、ヤクルトは現役選手で東京六大学の選手をコンプリートすることになる。宮台が初めて東大卒として入団するので、六大学コンプリートは当然ヤクルト史上で初めてのこと。神宮を舞台に戦う東京六大学出身の選手が、プロへ活躍の舞台を移すことになる。

以下はそのラインナップ。

東大:宮台康平(2021年入団)
慶大:木澤尚文(2021年入団)
早大:青木宣親(2004年入団、2018年復帰)
明大:星知弥(2017年)、吉田大成(2019年)
立大:松本直樹(2018年)
法大:西浦直亨(2014年)中山翔太(2019年)

宮台康平プロフィール

1995年7月11日生。神奈川県横浜市戸塚市出身。公称179㎝84㎏。左投左打。

神奈川県立湘南高では甲子園出場はなし。

東京六大学の東京大学に進学すると、2年秋に初勝利をマーク。3年になるとリーグの中でも実力派左腕として注目されるようになり、大学日本代表にも選出される。

4年秋には法政大学相手に連勝を飾り、15年ぶりの勝ち点獲得に貢献。連勝での勝ち点は20年ぶりの快挙。大学通算6勝14敗。

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脚注

2020/12/13